殺すつもりはなかった 殺人罪の故意について(後編)

2025-06-21

殺人罪の故意について、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所が解説します。

けんか

事例 

Aさんが路上を歩いていると、前から歩いてきた男性Vと肩がぶつかり口論になりました。
口論がヒートアップして、AさんはVさんの胸の辺りを軽く押しました。 
Aさんの行為により、Vさんは後ろに倒れ、その拍子に縁石に後頭部を打ち付けて倒れたまま動かなくなってしまいました
AさんとVさんの喧嘩を目撃していた通行人が救急車を呼び、Vさんは病院に救急搬送されましたが、Vさんは後頭部を打ち付けたことが原因となって死亡してしまいました。
Aさんは殺人の疑いで逮捕され、まさかVさんが死んでしまうとは想像もしていなかったAさんは困惑しています。
(フィクションです。)

すぐに弁護士に接見依頼を

殺人の疑いで逮捕され、取調べを受けることになった場合、取調べでの供述が重要になってきます。
警察官の取調べに対して、事実と異なることを答えてしまったり、思ってもいなかったことを言ってしまうと後々それが証拠となり取り返しがつかない事態に陥ることがあります。
それを防ぐには、逮捕後すぐに弁護士に接見に来てもらい、取調べに対するアドバイスを受けた上、状況をしっかりと整理して取調べに応じることが重要です。
殺人か傷害致死では法定刑も大きく変わってきますので、取り返しのつかない事態に陥る前に早めに弁護士に依頼しましょう。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は、これまでにさまざまな刑事事件・少年事件を経験しており、当該分野において高い実績を誇ります。
ご家族等が殺人罪、傷害致死罪で逮捕されてしまった場合に、弁護士が接見に赴く初回接見サービス(有料)をご用意しております。
接見後に、弁護士からご家族に今後の事件の見通しや弁護活動の内容をご説明させていただきますので、まずはフリーダイヤル「0120-631-881」までお気軽にお電話ください。