心中すると自ら通報で逮捕?東京都荒川区の殺人事件は弁護士へ

2017-10-10

心中すると自ら通報で逮捕?東京都荒川区の殺人事件は弁護士へ

警視庁南千住警察署は、地元消防に「客室内で心中する」という通報があったことを受け、通報のあった東京都荒川区のホテルに向かいました。
警察官が通報のあった部屋に入ると、首を絞められて死亡している女性Vさんと、睡眠薬を大量摂取し意識不明のAさんを発見しました。
Aさんは病院に運ばれ、意識が回復した後、警視庁南千住警察署の警察官により殺人罪の容疑で逮捕されました。
取調べにおいて、Aさんは「自殺を助けるため、首に巻き付いていたタオルを絞めた。」と供述しているようです。
(10月1日産経WESTの記事を参考にしたフィクションです。)

~心中で殺人罪?~

上記で、AさんはVさんの首を絞めて殺害したことを認めているため、殺人罪が成立する可能性があります。
現に、本件でAさんは殺人罪の容疑で逮捕されています。
これはつまり、他人を巻き込んで自殺しようとした「無理心中」を図ったものと考えられたのでしょう。

ここで問題となるのは、被害者たるVさんに真に自殺の意思があったかどうかです。
Vさんに自殺意思がある場合には、被害者の同意を得て殺害したとして、同意殺人罪が成立します。
殺人罪の法定刑は、死刑又は無期若しくは5年以上の懲役である一方、同意殺人罪の法定刑は、6月以上7年以下の懲役で、両者には大きな差があります。
ですので、真実は被害者に自殺意思があったにも関わらず、殺人罪として処罰されては、不当に重い刑が科される恐れがあります。

そこで、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所の弁護士にご依頼ください。
刑事事件を専門に取り扱っている弊所の弁護士が、真実を追及し、被害者に真に自殺意思があったことを主張するなどして、不当に重い刑罰が科せられることを防ぐ活動を行います。
そのためには、早期に弁護活動に取り掛かり、いち早く事件を詳細に把握する必要があります。
また、本件でAさんは自殺を図るほど精神的に弱っていたことから、情状酌量の余地がある事を主張する他、同じことを繰り返さない措置として治療のお手伝いをすることも考えられます。
東京都荒川区心中事件殺人事件でお困りの方は、ぜひ、刑事事件専門の弊所の弁護士にご依頼ください。
(警視庁南千住警察署までの初回接見料:3万8,000円)