文京区で刑事事件 脅迫事件の逮捕・勾留に弁護士が勾留理由開示請求

2018-06-01

文京区で刑事事件 脅迫事件の逮捕・勾留に弁護士が勾留理由開示請求

東京都文京区内に住むAさんは,過去に交際していたVさんの自宅に「復縁しないとお前を殺す。夜道にはせいぜい気をつけろ」などと記載した手紙を何通も送りつけました。
これに恐怖したVさんが富坂警察署に相談したところ,Aさんは脅迫罪の容疑で逮捕勾留されました。
その後,Aさんの弁護士は,Aさんの勾留理由開示請求をすることにしました。
(上記事例はフィクションです)

【勾留理由開示請求について】

検察官から被疑者の勾留請求があると,裁判官は,被疑者が証拠を隠滅する可能性や被疑者逃亡の可能性などの様々な事情を考慮し,勾留するかどうかを決定します。
勾留が決定された場合,被疑者側は,勾留決定があった際に勾留理由開示請求を行うことができます。
この請求は,被疑者およびその弁護士のほか,被疑者の配偶者や両親,兄弟姉妹などにも広く認められています。

勾留理由開示は,憲法および刑事訴訟法に従い,公開の法廷で行われます。
勾留は,逮捕した被疑者を引き続いて10日から20日拘束する重大な処分であるため,国民に対しその理由を知る機会が確保されることで,裁判官の判断の慎重さをチェックすることができるのです。

勾留された理由を詳細に知っておくことは,弁護士勾留決定に対する不服申し立てを行う際にも有用です。
上記事例では,弁護士がAさんの勾留理由開示請求をしていますが,Aさんがなぜ勾留されたのか確認することで,その勾留理由をなくすための策を考えることができるのです。
また,勾留理由開示の場は,前述の通り,公開の法廷で行われるため,ご家族が被疑者本人の顔を見ることもできます。
会話をすることはかないませんが,お互いの姿を見るだけでも,安心につながります。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所では,こうした勾留理由開示請求等の制度も駆使しながら,弁護活動を行っております。
脅迫事件等の刑事事件でお困りの方は,お気軽に弊所弁護士までご相談ください。
富坂警察署 初回接見費用:3万6100円