東京都北区の公務執行妨害事件で逮捕 弁護士の示談交渉ができない?

2017-03-22

東京都北区の公務執行妨害事件で逮捕 弁護士の示談交渉ができない?

Aさんは、夜間、東京都北区の繁華街で友人と遊んだ後、繁華街の少年補導活動をしている二人組の男に声を掛けられました。
その男らは制服を着ていませんでしたが、警視庁滝野川警察署の警察官でした。
しかし、Aさんは、制服を着ていない男らを警察官だと信じずに、その場から逃げようとその男を手で押したところ、男は、その場で転倒してしまいました。
そして、Aさんの行為は公務執行妨害罪にあたるとされ、Aさんは現行犯逮捕されてしまいました。
(フィクションです。)

~公務執行妨害事件の難しさ~

職務質問の際に、警察官に手を出してしまったなど、ひょんなことから公務執行妨害事件が発生することはよくあります。
素直に職務質問に応じていれば、何ら違法な点はなかったというときでも、警察官のちょっとした態度に逆上し、事態を暗転させてしまったという方もいらっしゃいます。
確かに警察官の中には横柄な態度をとる人もいないわけではないですが、それでも警察官に暴行を加えれば、公務執行妨害罪となりうります。

さて、公務執行妨害事件では、一つ大きな問題があります。
それは、示談交渉が困難という問題です。
公務執行妨害罪が犯罪とされるのは、公務員の公務の執行を妨害するからです。
つまり、被害者は国などとなるため、傷害事件などのように、人たる被害者を傷つけたという話にはならず、示談交渉をする相手がいないのです。
警察官に手を出したのであれば、暴行事件や傷害事件として警察官と示談交渉をする余地はありますが、警察側が示談交渉に応じてくれる可能性は低いと言わざるを得ません。

以上のように、公務執行妨罪事件には、特有の難しさがあります。
このような特殊な場合こそ、刑事事件を専門とする弁護士が力を発揮します。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は刑事弁護の多数の実績があります。
公務執行妨害事件で困ったら、まずは弊所の弁護士まで、ご相談ください。
東京都で刑事事件に強い弁護士をお探しの方は、0120-631-881まで、お電話ください。
警視庁滝野川警察署までの初回接見費用についても、上記のお電話でご案内します。