【解決事例】傷害罪の在宅事案で示談なしで不起訴処分獲得

2022-04-05

【解決事例】傷害罪の在宅事案で示談なしで不起訴処分獲得

成人男性による傷害被疑事件刑事弁護活動とその結果について、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所が紹介します。

【被疑事実】

本件は、男性被疑者Aが、趣味のサークルの知り合いVから、液体を浴びせられた上、数発殴られたために、AがVを殴り返して喧嘩となった末、AがVに傷害を負わせたという傷害罪の事例です。
本件では、VもAに対して傷害を負わせているため、AもVに対する傷害罪の被害届を提出しています。

【刑事弁護の経緯 終局処分に向けて】

本件では、AとVの喧嘩による双方が加害者であり被害者である傷害罪という事案であり、警察は逮捕の必要性はないと判断し、在宅での捜査が進行しました。

Aは、Vの不当な加害行為に対してやり返したのであり、こちらに非は無いと信じるから示談の申し出もしたくないし、正当防衛の線で主張を貫きたいと強く考えていました。
このため、弁護士はAの代理人としてAの意向を尊重し、AとVの喧嘩の犯行現場を実況見分し、喧嘩発生の経緯や犯行時の状況からして正当防衛が成立する余地が高いとして、検察官に対して不起訴処分を求める意見書を提出しました。

最終的に、検察官はAに対する傷害罪について不起訴処分とする決定を下し、刑事事件は終了しました。

【依頼者からの評価】

本件は、刑事事件化から不起訴処分の決定まで、約5カ月ほどで解決に導くことができました。
喧嘩当事者の双方が加害者であり被害者であるという性質上、検察官の慎重な捜査と判断で時間がかかったものと推察されます。

Aは終始一貫して、自分は不当な暴力を振るったつもりはなく、Vによる暴行に対してやり返しただけと主張していたために、結果としてAの主張が通った形で不起訴処分の決定がくだされたため、自分の主張を信じて適切に検察官に主張してくださってありがとうございました、と大変喜んでいただける結果となりました。

【刑事事件の解決のために】

上記刑事事件のように、自分の行動が刑事事件化してしまった場合でも、自分の貫きたい主張や譲れない主張があると思います。
弁護人は、被疑者の代理人として、被疑者の納得できる形で、かつ法律知識のプロフェッショナルとして最も効果的な方法で、被疑者の利益に叶った刑事処分を求めていくことを本分とします。
特に刑事事件で自分の貫きたい主張を通したいとお考えの方は、刑事事件を専門とする多数の実績を上げた弁護士に法律相談することが望ましいでしょう。

傷害罪刑事事件化してお悩みの方、またはご家族が逮捕されてお悩みの方は、傷害事件不起訴処分獲得に実績のある、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所への弁護の依頼をご検討ください。