奈良県生駒市の刑事事件 同意殺人罪の主張立証に強い弁護士

2016-10-21

奈良県生駒市の刑事事件 同意殺人罪の主張立証に強い弁護士

奈良県生駒市在住のAさん(男性)は、V(女性)と結婚を前提に交際していました。
ところが、AさんとVの結婚は、Vの両親の猛反対に遭いました。
そして、AさんとVは結婚することができませんでした。
AさんとVは、別れなければならなくなったことで自暴自棄になり、二人で心中を図ることを決意しました。

まず、Aさんは、Vの首を両手で絞めて殺害しました。
その後、Aさん自身も死ぬつもりで、自宅マンションのベランダから飛び降りました。
ところが、奇跡的にAさんは一命をとりとめ、重傷を負うにとどまりました。
Aさんの回復を待って、京都府警生駒警察署がAさんを逮捕しました。
Aさんは、勾留された後、殺人罪で起訴されました。
(フィクションです。)

1 同意殺人罪

刑法202条後段で定められている同意殺人罪は、人をその嘱託を受け(嘱託殺人)若しくはその承諾を得て(承諾殺人)殺した者を、6月以上7年以下の懲役又は禁錮に処するとします。
被害者が自らの生命の処分に納得していることから、刑法199条の殺人罪の場合に比べて、処罰が軽くなります。
同意殺人罪が成立するためには、被害者が任意で真意に基づいて死亡について同意したことが必要です。
したがって、偽装心中の場合や、被害者の意思決定の自由を失わせた状態で承諾を得たに過ぎない場合には、同意殺人罪ではなく通常の殺人罪が成立します。

2 公判における弁護活動

通常の殺人罪が適用されるか、同意殺人罪が適用されるかは、刑の重さに大きな差をもたらします。
したがって、上記の事例のような場合は、被告人の行為が被害者の同意に基づくものであるということをいかに主張していくかが重要なポイントになります。
効果的な主張立証を行うべく、刑事事件専門弁護士に依頼しましょう。
同意殺人罪で起訴されてお困りの方は、刑事事件専門のあいち刑事事件総合法律事務所の弁護士まで、ご相談ください。
(奈良県警生駒警察署への初回接見費用:38200円)