刑事事件に強い弁護士 横浜市泉区で睡眠薬による傷害事件で逮捕

2018-06-09

刑事事件に強い弁護士 横浜市泉区で睡眠薬による傷害事件で逮捕

横浜市泉区のAさんは気に入らない同僚に対してお茶を用意した際に、睡眠薬を入れて出しました。
それを気づかずに飲んだ同僚は中毒となり、昏睡状態で病院に搬送され、Aさんは傷害罪の疑いで神奈川県泉警察署逮捕されました。
(この事例はフィクションです。)

傷害罪における「傷害」

傷害罪は、人の身体を傷害した者に成立します。
傷害行為とは通常、暴力行為のように有形的方法によるものを想像するかと思いますが、「他人の生理的機能に障害を与える」という結果が生じれば有形的方法か無形的方法かは問われません。

無形的方法での傷害行為とは、例えば、
・ノイローゼにさせてやろうといたずら電話をかけ続けて相手をノイローゼにする
・性病をうつす目的で性交をして性病をうつす
睡眠薬を他人に飲ませて意識を混濁させる
といった行為が挙げられます。
これらの行為の結果「傷害」を相手に負わせてしまうと、傷害罪が成立する可能性があります。

今回の事例のAさんは、同僚に睡眠薬を飲ませ、意識障害を引き起こしていますから、この無形的方法での傷害行為に該当し、傷害罪となる恐れがあります。

傷害罪の罰則

傷害罪で起訴されて有罪が確定すると「15年以下の懲役又は50万円以下の罰金」が科せられます。
傷害罪の罰則は、平成17年の刑法改正により、懲役が10年以下から15年以下へ、罰金が30万円以下から50万円以下へ引き上げられました。

下される処分の重さは、被害者の受けた傷害の程度にもよりますが、少しでも軽い処分を得るためには、被害者への謝罪・弁償による示談締結等の弁護活動が重要です。
横浜市泉区傷害事件にお困りの方は、まずは弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所の刑事事件に強い弁護士にご相談ください。
神奈川県泉警察署までの初回接見費用:36,500円