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外国人観光客でも逮捕される?

2020-07-12

外国人観光客でも逮捕される?

外国人観光客でも逮捕されてしまうのかということについて、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所が解説します。

~事例~

X国から横浜市泉区に観光にやってきていたAさんは、横浜市泉区内にある居酒屋で食事をしていました。
しばらく食事をしていたVさんでしたが、隣の席に座ったVさんとトラブルになり、ヒートアップしてVさんを殴ってしまいました。
幸いVさんはけがを負うようなことはなかったのですが、Aさんは、店内にいた客が通報したことによって駆け付けた神奈川県泉警察署の警察官に、暴行罪の容疑で逮捕されてしまいました。
Aさんは、日本の刑事事件の手続きが全く分からず、自分がどうして逮捕されてしまいこれからどういった処分を受けるのか不安です。
Aさんの友人のBさんは、Aさんが逮捕されてしまったことを知り、刑事事件に強い弁護士をAさんのもとに派遣することにしました。
(※この事例はフィクションです。)

・外国人観光客も逮捕される?

皆さんもご存知のように、犯罪をすればその態様など事件の事情によっては逮捕される可能性があります。
それは、日本に住んでいる日本人であろうと、Aさんのような外国人観光客であろうと変わりません。
「旅行に来ている外国人観光客だから逮捕されない」「日本に長期滞在するわけではないので大事にはならない」ということはありません。
Aさんのような暴行事件などの刑事事件を起こし、逮捕するべき事情があると判断されれば、たとえ外国人観光客であっても日本人同様逮捕されてしまうのです。

しかし、Aさんのような外国人観光客逮捕されてしまった場合、本人やその周囲の負担は非常に大きくなることが予想されます。
見知らぬ国で留置場に1人でいなければならないですし、さらに日本の刑事事件の手続きや被疑者の権利、制度や見通しにも明るくないことが予想されます。
さらに、自分の家族や友人にも自由に連絡を取ることができない状況です。
日本語が分からずに心細い思いをすることもあるでしょう。
そんな中、取調べに対応することは被疑者本人にとって非常に負担になってしまうと考えられるのです。

そんな時こそ、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所弁護士の初回接見サービスをご利用ください。
刑事事件を専門に取り扱う弊所では、外国人事件も取り扱っております。
刑事事件に対応した通訳人を手配するなどして、弁護士が分かりやすく日本の刑事事件の流れや被疑者の権利について説明します。
刑事事件の流れや被疑者の持つ権利を分かったうえで取調べなどに対応することができれば、右も左も分からずに刑事事件に対応していくよりも格段に安心感を持って刑事事件に臨んでいくことができるでしょう。
これは日本人であろうと外国人観光客であろうと同じことです。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所では、不慣れな環境でのストレスや不安を少しでも軽減できるよう、弁護士が全力でサポートします。
外国人観光客刑事事件暴行事件逮捕などにお困りの際は、遠慮なく弊所弁護士までご相談下さい。
お問い合わせはフリーダイヤル0120-631-881で24時間365日いつでも受け付けています。

複数人での強制性交等事件(旧集団強姦事件)

2020-07-05

複数人での強制性交等事件(旧集団強姦事件)

複数人での強制性交等事件旧集団強姦事件)について、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所が解説します。

~事例~

東京都八王子市に住む男子大学生Aさんは、友人のBさんやCさん、同級生である女子大生Vさんと一緒に自宅で飲み会をしていました。
Aさんは、以前からVさんに好意を寄せていたこともあり、Vさんが席を立った際にBさんやCさんにそのことを相談しました。
すると、BさんやCさんが「今なら手を出せる」と言ってきたことから、AさんはBさんらと一緒になって嫌がるVさんを押さえつけ、無理矢理性交をしました。
Aさん宅を出たVさんがすぐに警視庁八王子警察署に通報したことから捜査が開始され、Aさんらは強制性交等事件の被疑者として逮捕されることとなりました。
Aさんが逮捕されたと聞いて驚いたAさんの両親は、すぐに接見対応を受け付けている弁護士事務所に相談し、弁護士を逮捕されているAさんの元へ派遣することにしました。
(※この事例はフィクションです。)

・複数人での強制性交等事件(旧集団強姦事件)

今回のAさんは、複数人でVさんに無理矢理性交するという強制性交等事件を起こして逮捕されています。
刑法改正前は、複数人で被害者に無理矢理性交した場合には「集団強姦罪」という犯罪が成立していました。

旧刑法第178条の2
2人以上の者が現場において共同して第177条又は前条第2項の罪を犯したときは、4年以上の有期懲役に処する。

旧刑法では、単独で無理矢理性交をした場合に成立する強姦罪が3年以上の懲役に科せられることになっていて、集団強姦罪ではそれよりも重く、刑罰の下限が引き上げられている形で刑罰が定められていました。
これは、集団で強姦するということが単独犯よりもより悪質であると考えられていたことによります。

対して、改正後の刑法では、集団強姦罪という犯罪は削除され、さらに強制性交等罪を集団で行うことによる「集団強制性交等罪」といった犯罪は存在しません。
では、集団で強制性交等をした場合には罰せられなかったり、集団という事情を考慮されなかったりするのかというと、そうではありません。
強制性交等罪の条文を確認してみましょう。

刑法第177条
13歳以上の者に対し、暴行又は脅迫を用いて性交、肛門性交又は口腔性交(以下「性交等」という。)をした者は、強制性交等の罪とし、5年以上の有期懲役に処する。
13歳未満の者に対し、性交等をした者も、同様とする。

刑法が改正されて新設された強制性交等罪は、旧強姦罪や旧集団強姦罪よりもさらに刑罰が重くなっており、最低でも5年の懲役に処せられることになっています。
つまり、単独で強制性交等をした場合であっても旧集団強姦罪よりも重い刑罰となることから、旧集団強姦罪の規定は不要となったということなのです。
前述のように「集団強制性交等罪」という特別の規定があるわけではありませんが、集団で強制性交等をした場合には、その事情が考慮されて5年以上の有期懲役という範囲の中で刑罰が決められるということになるのです。
複数人で強制性交等をするということは、先ほど旧集団強姦罪でも触れた通り、単独犯よりも悪質性が高いと判断されやすいと考えられます。

複数人での強制性交等事件でも、単独犯の強制性交等事件と同様、まずは被害者の方への謝罪や弁償を伴う示談交渉をしていくことが代表的な弁護活動の1つとして挙げられるでしょう。
しかし、今回のAさんのように本人が逮捕されている場合にはなかなか謝罪の取次ができないことが考えられますし、そうでなくても強制性交等事件の被害者としては、被疑者に対して怒りや恐怖を抱いていることが多いでしょう。
当事者同士での示談交渉はさらに溝を深めてしまうリスクもありますし、そもそも謝罪の場すら設けられないことも考えられます。
だからこそ、まずは弁護士に相談・依頼し、間に入ってもらうことで示談交渉を開始できる可能性を上げることができます。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所では、複数人での強制性交等事件のご相談・ご依頼も受け付けています。
まずはお気軽に、0120-631-881までお問い合わせください。

暴行罪で早期処分・早期釈放を求める

2020-06-28

暴行罪で早期処分・早期釈放を求める

暴行罪早期処分早期釈放を求める弁護活動について、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所が解説します。

~事例~

Aさんは、東京都千代田区の路上で通行人のVさんとすれ違った際、肩が当たったことからVさんに「何をするんだ!」「謝れよ!」などと言って、Vさんの胸ぐらをつかみ、顔面や腹部を殴る、蹴るの暴行を加えました。
Aさんは周囲の人から制止され、通報で駆け付けた警視庁麹町警察署の警察官に暴行罪の現行犯で逮捕、勾留されました。
Aさんは、自分に全面的に非があったことを認めており、Vさんに謝罪し被害弁償したいと考えています。
また、可能であれば示談を成立させ、早く釈放されることを望んでいます。
Aさんは接見に来た弁護士に自分の意向を伝えました。
弁護士は、Aさんが事実関係を認め、Aさんに前科前歴もなかったことから、刑事処分としては略式起訴となる可能性が高いを踏みました。

そこで、弁護士は、Aさんの早期釈放のため勾留の裁判に対する準抗告を申し立てましたが棄却されたため、検察官に早期処分(略式起訴)と早期釈放を求めました。
(フィクションです)

~暴行罪~

暴行罪の規定は以下のとおりです。

刑法208条
暴行を加えた者が人を傷害するに至らなかったときは,2年以下の懲役若しくは30万円以下の罰金又は拘留若しくは科料に処する。

暴行罪の「暴行」とは,人の身体に向けられた不法な有形力の行使をいうとされています。
もっとも典型なのが

殴る,蹴る,突く,押す,投げ飛ばすなど

直接人の身体に触れる行為が挙げられます。
もっとも,暴行罪の「暴行」は直接人の身体に触れる行為に限らず,

・着衣を強く引っ張る行為
・胸ぐらをつかむ行為
・人に向かって石やガラスコップを投げる行為,棒を振りかざす行為
・毛髪等を切断する行為
・室内で太鼓等を連打する行為
・耳元で拡声器を通じて大声で怒鳴りつける行為
・狭い室内で日本刀を振り回す行為

など、直接人の身体に触れない行為も「暴行」とされることがあります。

~早期処分が早期釈放に繋がる?~

勾留後の釈放手段としては、勾留裁判に対する準抗告の申し立てと勾留取消し請求があります。
前者は裁判官の勾留の裁判が誤っていたことを理由するもの、後者は勾留後に勾留を継続する理由、必要性がなくなったことを理由とするものです。

もちろん、これらの手段を駆使して早期釈放を目指すことも必要ですが、必ずしも申し立てや請求が認められるわけではありません。
そこで、これらの手段と同時並行して、刑事処分を決める検察官に早期処分を促すことも考えられます。

検察官に早期処分を促すことは、一見、Aさんにとって不利なようにもみえます。
しかし、Aさんは自分に非があったことを認めており、Aさんに前科前歴もない(初犯)であることから略式起訴が見込まれています。
略式起訴となれば、暴行罪では最高でも罰金30万円までしか科されませんし、裁判所から略式命令を受けた時点で釈放となります。
そこで、弁護士は、検察官に早期処分早期釈放を関連付けて求めているのです。

どういった処分を求めていくべきなのか、どういった活動が適切なのかは、起こしてしまった事件の内容や被疑者やその家族の事情など、刑事事件それぞれによって異なります。
判断には刑事事件の専門知識や経験が必要不可欠ですから、まずは弁護士に相談してみましょう。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は、刑事事件少年事件専門の法律事務所です。
ご家族が暴行罪などの刑事事件逮捕されお困りの方は、0120-631-881までお気軽にお電話ください。
土日・祝日を問わず、専門のスタッフが24時間、無料法律相談、初回接見のご予約を承っております。

過失致死事件で逮捕

2020-06-21

過失致死事件で逮捕

過失致死事件逮捕されたケースについて、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所が解説します。

~事例~

福岡市中央区に住んでいるAさんは、自転車を運転している最中、わき見運転をしてしまったことによって歩行者Vさんと衝突してしまいました。
Vさんは衝突した衝撃で転倒し、頭を強く打ってしまいました。
Aさんは急いで救急車を呼びましたが、Vさんはその頭の怪我が原因で、搬送先の病院で亡くなってしまいました。
Aさんは福岡県中央警察署で、過失致死事件の被疑者として逮捕され、取り調べられることになりました。
Aさんの家族は、まさか家族が刑事事件の当事者になるとは思っていなかったため、Aさんの逮捕に大きく動揺しています。
そこでAさんの家族は、逮捕にすぐに対応してくれる弁護士をインターネットで探すと、弁護士に接見を依頼することにしました。
(※この事例はフィクションです。)

・過失致死罪

今回のAさんは自転車事故を起こし、その結果Vさんを死なせてしまっています。
自動車での人身事故の場合には、通称「自動車運転処罰法」という法律に定められている、過失運転致死傷罪や危険運転致死傷罪で処罰されることになります。
しかし、自転車事故の場合には「自動車」に対する法律では対応することができませんから、この「自動車運転処罰法」ではなく、態様によって今回のAさんの逮捕容疑でもある過失致死罪などに問われることになります。

刑法210条(過失致死罪)
過失により人を死亡させた者は、50万円以下の罰金に処する。

過失致死罪は、簡単に言うと「過失」=不注意によって人を死なせてしまった場合に成立する犯罪です。
例えば、今回のAさんのような自転車事故を考えてみましょう。
Aさんは、わき見運転をしたことでVさんとの事故を起こしてしまっています。
自転車を運転する場合には、当然周囲に注意を配りながら運転することが求められていると考えられます。
ですから、わき見運転をするということはそのすべき注意をせずに運転してしまっていることであるといえます。
そのため、わき見運転はすべき注意をしなかった=「過失」であると考えられます。
Aさんの場合、このわき見運転という「過失」によって事故を起こしVさんを死なせてしまっていることから、「過失により人を死亡させた」といえ、過失致死罪に問われているのでしょう。

なお、過失がより重いと判断された場合には、過失致死罪よりさらに重い、重過失致死罪に問われることにも注意が必要です。

刑法第211条
業務上必要な注意を怠り、よって人を死傷させた者は、5年以下の懲役若しくは禁錮又は100万円以下の罰金に処する。
重大な過失により人を死傷させた者も、同様とする。

自転車事故の場合、スマホのながら運転などが重過失致死罪となった事例もあるようです。
今回のAさんにそういった事情がある場合、捜査中に容疑がかかった罪名が切り替わる可能性も視野に入れながら弁護活動を進めることになるでしょう。

・過失致死事件の弁護活動

過失で人に怪我をさせてしまった場合に成立する過失致傷罪は告訴がなければ起訴することのできない親告罪である(刑法第209条第1項・第2項)のに対して、過失致死罪は親告罪ではありません。
ですから、過失致死事件では告訴の有無にかかわらず刑事事件化し処罰を受ける可能性があるということになります。
そのため、親告罪のように起訴前に示談をすれば不起訴になると決まるわけではありませんが、当然、過失致死事件では被害者・遺族の方がいらっしゃいますから、謝罪や被害弁償をすることが中心的な弁護活動の1つとなるでしょう。

今回のAさんのように、被害者が知人というわけではない場合には、謝罪のために連絡を取ることも困難であることが多いです。
捜査機関もなかなか当事者同士で連絡を取ることに積極的ではないことが多いため、第三者であり専門家でもある弁護士が間に入ることによって、お互いが安心して交渉を行う手助けとなります。
弁護士が間に入って謝罪・被害弁償についての交渉や示談交渉を行うことで、両者にとって適切な示談を目指すことができます。

その他、再び同じことが起こらないよう、被疑者自身やその家族で具体的な対策を立て、それを証拠化していくことも重要な弁護活動となることが考えられます。

こうした弁護活動は迅速かつ丁寧に行わなければなりません。
刑事事件専門弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所では、逮捕から迅速に活動を開始できるよう、24時間お問い合わせを受け付けています。
過失致死事件などの刑事事件逮捕にお困りの際は、まずは遠慮なくお問い合わせください。

強制わいせつ致傷事件で裁判員裁判

2020-06-14

強制わいせつ致傷事件で裁判員裁判

強制わいせつ致傷事件裁判員裁判になったケースについて、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所が解説します。

~事例~

京都市左京区に住むAさんは、飲み会からの帰り道、前を歩いていた通行人の女性Vさんが好みのタイプであることに気が付きました。
酒も飲んで気が大きくなっていたAさんは、Vさんに触れてみたいという欲が抑えられなくなり、Vさんの背後から突然抱き着き、衣服の中に手を入れ、Vさんの身体を触りました。
Vさんが必死で抵抗してきたため、AさんはVさんを押さえつけようとしましたが、そのせいでVさんを転倒させてしまい、Vさんは全治2週間の怪我を負ってしまいました。
そしてAさんは、周囲の人からの通報を受けた京都府川端警察署の警察官に、強制わいせつ致傷罪の疑いで逮捕されてしまいました。
その後、Aさんは、自分が容疑をかけられている強制わいせつ致傷罪裁判員裁判になると知りました。
裁判員裁判となることによって自分にどういった影響があるのか不安になったAさんは、家族の依頼で京都府川端警察署に接見に訪れた弁護士に、裁判員裁判について聞いてみることにしました。
(※この事例はフィクションです。)

・強制わいせつ致傷罪

強制わいせつ致傷罪は、強制わいせつ罪を犯した際に相手に怪我をさせてしまったような場合に成立する犯罪です。

刑法第176条
13歳以上の者に対し、暴行又は脅迫を用いてわいせつな行為をした者は、6月以上10年以下の懲役に処する。
13歳未満の者に対し、わいせつな行為をした者も、同様とする。

刑法第第181条第1項
第176条、第178条第1項若しくは第179条第1項の罪又はこれらの罪の未遂罪を犯し、よって人を死傷させた者は、無期又は3年以上の懲役に処する。

強制わいせつ罪は、条文にある通り、「暴行又は脅迫を用いて」わいせつな行為をする犯罪です。
「暴行又は脅迫」が手段として使われることから、そのせいで被害者が怪我をしてしまうこともあり、そういったケースについてより重く処罰する犯罪が強制わいせつ致傷罪であるといえます。
なお、強制わいせつ致傷罪が成立するのは、「暴行又は脅迫」によって被害者が怪我をした場合だけでなく、「わいせつな行為」によって被害者が怪我をした場合も含みます。

そして、強制わいせつ致傷罪で気をつけなければいけないことの1つとして、「わいせつな行為」が未遂であっても(強制わいせつ未遂罪にあたる行為であっても)、被害者に怪我をさせてしまった場合には強制わいせつ致傷罪が成立するということが挙げられます。
強制わいせつ致傷罪の条文を見てみると、「第176条(注:強制わいせつ罪)…又はこれらの罪の未遂犯を犯し」と書いてあることが分かります。
ですから、たとえわいせつな行為をするに至っていなくとも、強制わいせつ致傷罪に問われることもあるのです。

・強瀬わいせつ致傷罪と裁判員裁判

条文にある通り、強制わいせつ致傷罪の刑罰には無期懲役が含まれています。
したがって、強制わいせつ致傷事件の裁判は裁判員裁判の対象となります(裁判員法第2条第1号)。
裁判員裁判の対象となるのは、死刑又は無期の懲役若しくは禁錮に当たる罪に係る事件、死刑又は無期若しくは短期1年以上の懲役若しくは禁錮にあたる罪に係る事件で故意の犯罪行為により被害者を死亡させた罪に係る事件であるとされています(裁判員法第2条)。

裁判員裁判では、法律の専門家ではない一般の方々が裁判員として参加されます。
したがって、刑事事件に精通している弁護士が裁判員の方々にわかりやすく被告人側の事情や主張を説明していく必要があるといえます。

また、裁判員裁判では、手続きの流れに一般の刑事裁判と異なる部分があります。
例えば、裁判員裁判では、公判前整理手続という証拠や争点を整理する手続きが必ず行われてから裁判が始まります。
この公判前整理手続は裁判本番というわけではありませんが、裁判で使用する証拠や裁判で問題となる争点を絞り込む手続であるため、この公判前整理手続にも十分な準備と活動が求められます。
さらに、裁判員裁判の裁判は集中的に開かれることが多く、1回1回の裁判が1か月~2か月程度の間隔で開かれる通常の刑事裁判と日程の面でも異なります。
こうした日程にも対応できるよう、刑事事件に強い弁護士に相談・依頼することが望ましいでしょう。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所には、刑事事件専門の弁護士が所属しています。
強制わいせつ致傷事件のような裁判員裁判対象事件にも、刑事事件専門の弁護士だからこそ対応が可能です。
まずはお気軽にご相談ください。

酒に酔っての暴行事件で逮捕

2020-06-07

酒に酔っての暴行事件で逮捕

酒に酔っての暴行事件逮捕されたケースについて、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所が解説します。

~事例~

神戸市東灘区の会社に勤務しているAさんは、終業後、飲食店で飲酒をして帰路につきました。
すると、通行人のVさんとすれ違った際に肩がぶつかってしまいました。
Aさんは酒に酔っていたことで気が大きくなっており、Vさんがわざと肩をぶつけてきたのだと因縁をつけ、Vさんの胸倉をつかんだり突き飛ばしたりしました。
それを見ていた別の通行人が兵庫県東灘警察署に通報したことから、兵庫県東灘警察署の警察官が現場に駆け付けましたが、Aさんは「何の用だ。俺は何も悪いことをしていないぞ」などと言って逃げようとしたことから、Aさんは暴行罪の容疑で逮捕されてしまいました。
Aさんは、酔いがさめてから事の重大さに気づき、今後自分がどのようになってしまうのか不安に襲われました。
そこでAさんは、逮捕の知らせを受けて家族が接見を依頼した弁護士に、今後の流れや見通し、対応の仕方について詳しく相談することにしました。
(※この事例はフィクションです。)

・暴行罪・傷害罪

人に暴力をふるってしまえば、刑法の暴行罪傷害罪に問われることになります。

刑法第204条(傷害罪)

人の身体を傷害した者は、15年以下の懲役又は50万円以下の罰金に処する。

刑法第208条(暴行罪)

暴行を加えた者が人を傷害するに至らなかったときは、2年以下の懲役若しくは30万円以下の罰金又は拘留若しくは科料に処する。

条文にあるように、暴行罪傷害罪は、人に暴力をふるって怪我をさせてしまえば傷害罪に、怪我をさせるに至らなければ暴行罪になるという関係にあります。
わざと暴力をふるった時点で暴行罪の故意(暴行罪を犯す意思や認識)があることは分かりやすいですが、その暴行で相手が怪我をしてしまえば、たとえ「相手に怪我をさせよう」という認識がなくとも傷害罪が成立することになります。
すなわち、傷害罪の成立には、暴行罪の故意があれば十分なのです。
こういった関係にある犯罪を「結果的加重犯」と呼び、今回の暴行罪傷害罪でいえば、傷害罪暴行罪の結果的加重犯であるということになります。

暴行事件で注意しなければいけないのは、逮捕されたり任意同行を受けたりした時点では被害者が怪我をしているかどうかが分かっていない場合があり、そうしたケースでは、後から容疑が暴行罪から傷害罪に切り替わる可能性もあるということです。
捜査が進んだことで診断書などが提出され、罪状が変わるということもあり得るのです。

・酒を飲んで刑事事件を起こし逮捕されてしまったら

酔っ払いのちょっとした喧嘩程度で大事にはならない、と考える方もいらっしゃるかもしれませんが、こうした暴行事件傷害事件逮捕されてしまう可能性は十分あります。
今回の事例のAさんのように、事件当時酒に酔って暴れていたり逃げようとしたり、受け答えがはっきりしなかったりといったことがあれば、逮捕されてしまう可能性が出てくるでしょう。
また、酒に酔った末に暴行事件を起こしたようなケースで酒に酔って記憶がない、記憶が曖昧であるという場合には、記憶がはっきりしないことから被疑事実を認めることができないため、容疑を否認している=逃亡や証拠隠滅のおそれがあるとして逮捕されてしまうことも考えられます。

こうした酒に酔って突発的に暴力事件を起こしてしまい逮捕されてしまったケースでは、勾留されずに釈放されることもそのまま勾留がついて身体拘束が続く場合もどちらも考えられます。
被疑者の酔いがさめてきちんと対応ができるようになったり、被害の程度が軽く悪質性が低いと判断されたりすれば、逮捕されていたとしてもすぐ釈放になることも考えられます。
対して、被疑者の記憶がはっきりしないなどの理由から被疑事実を否認し続けているケースや、被害の程度が重く悪質性が高いと判断されたケースでは、逮捕に引き続いて勾留されることも考えられるのです。

では、釈放される可能性もあるのだから放っておいてよいのかというとそうではありません。
たとえ釈放されたとしてもその事件自体が終了したわけではなく、当然事件の捜査は続いていくことになります。
起訴・不起訴の判断をされるときや起訴後にどういった刑罰が適切か判断されるときには、取調べで被疑者が話した内容が証拠として使われる可能性があります。
そのため、その後の刑事事件の流れを考えれば少しでも早く専門家である弁護士からアドバイスをもらって取調べ対応のアドバイスや手続き・流れの把握をしておくことが重要となるのです。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所では、酒に酔って刑事事件を起こしてしまったケースや逮捕にお困りのケースでも刑事事件専門の弁護士が迅速に対応いたします。
0120-631-881では、ご相談者様の状況に合わせたサービスをご案内していますので、まずはお気軽にご連絡ください。

傷害事件で初回接見

2020-05-31

傷害事件で初回接見

傷害事件初回接見をするケースについて、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所が解説します。

~事例~

Aさんは、大阪府堺市にある駅の構内で、肩がぶつかったVさんと激しい口論となり、かっとなってVさんを思い切り殴り、Vさんに大けがを負わせてしまいました。
通報を受けて現場に駆け付けた大阪府堺警察署の警察官は、Aさんを傷害罪の容疑で逮捕しました。
Aさんの逮捕の知らせを聞いたAさんの家族は、どうにかAさんに会えないかと大阪府堺警察署に行きました。
しかし、警察官から「逮捕後の48時間は面会できない」と聞き、困ったAさんの家族は、暴力事件に強い弁護士初回接見を依頼することにしました。
(※この事例はフィクションです。)

・逮捕された直後の接見は重要?

今回の事例でAさんの家族が警察官から言われているとおり、逮捕されてしまったら、逮捕されてから48時間はたとえご家族であったとしても、被疑者本人に会うことはかないません。
一般の方の面会が許されるのは、原則として、逮捕から引き続く身体拘束である「勾留」が付いた場合で、さらに接見等が禁止されていない場合に限られます。
ですから、ご家族が逮捕の知らせを受けてもそこから被疑者本人の状態や事件の事情を把握できるまでには時間を要することになってしまうのです。

しかし、弁護士にはそのような制限なしに被疑者と接見できる権利(接見交通権)があります。
接見交通権は、被疑者・被告人の防御のために重要な権利であるとされており、例えば逮捕直後や夜間、土日祝日など、ご家族が被疑者本人と会えない時間であっても、弁護士であれば接見を行うことができます。

逮捕直後から迅速に初回接見を行うことには、とても大きな意味があります。
例えば、どうして被疑者として逮捕されてしまったのか、どのようなことをしてしまったのか、という事件に関する事情や被疑者の言い分を弁護士を通じて確認することもできます。
さらに、ご家族からの伝言を弁護士が被疑者本人へいち早く伝えることもできます。

そして、取調べが行われる前に弁護士との接見を行うことができれば、弁護士が直接取調べに対する助言をすることができます。
取調べに際して、やってもいないことをやったと言ってしまったり、被疑者自身が不本意な自白をしてしまったりすることのないよう、被疑者自身の主張を確認するとともに、手続きの流れや被疑者の権利について専門家の弁護士から説明を聞いておくことは、刑事事件で適切な処分を求めるにあたって有効であるといえるでしょう。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所では、逮捕直後からでも弁護士と接見ができる初回接見サービスをご用意しています。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所初回接見サービスとは、弁護士が1回限りの接見=面会を行うサービスです。
先ほど触れたように、取調べ等への対応は弁護士のアドバイスを受けてから臨むことが望ましいですから、初回接見は逮捕から早期に行う方がメリットが大きくなるといえます。
ご家族が傷害事件などの暴力事件で逮捕されてしまってお困りの方は、お早めに弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所弁護士までご相談ください。
初回接見サービスのご予約は、0120-631-881で24時間受け付けていますので、遠慮なくお問い合わせください。

傷害致死事件で裁判員裁判

2020-05-24

傷害致死事件で裁判員裁判

傷害致死事件で裁判員裁判となった事例について、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所が解説します。

~事例~

Aさんは、大阪府茨木市で居酒屋に客として訪れていたのですが、そこへVさんを含む数名の大学生グループが客として訪れました。
Vさんらはひどく酔って店内で騒ぎ暴れる様子であったため、AさんはVさんらに「他の客の迷惑になるからやめなさい」と注意をしました。
するとVさんが「お前に関係ないだろ」などと言ってきたので、腹を立てたAさんはVさんの顔面を握り拳で殴りつけてしまいました。
Aさんはカッとなってつい殴ってしまっただけであったものの、Vさんは、酔っていたこともあり殴られた拍子に大きく態勢を崩し、近くにあった机の角に頭をぶつけてしまいました。
Vさんは頭から流血して動かなくなってしまい、Aさんは驚いてすぐに救急車を呼びましたが、搬送先の病院でVさんの死亡が確認されました。
救急隊と共に現場に駆け付けた大阪府茨木警察署の警察官により、Aさんは傷害致死罪の容疑で逮捕されてしまいました。
Aさんの妻は、傷害致死罪裁判員裁判になると知り、今後のことが不安になったため、弁護士に相談して詳しいことを聞いてみることにしました。
(※この事例はフィクションです。)

・傷害致死罪

今回のAさんには殺意はなかったようですが、Vさんの顔面を殴っているため、少なくとも暴行の故意が認められます。
そしてその暴行によって生じた怪我によってVさんが死亡しているといえるため、Aさんには傷害致死罪が成立することになります。

刑法第205条
身体を傷害し、よって人を死亡させた者は、3年以上の有期懲役に処する。

・裁判員裁判

裁判員裁判になる事件かどうかは、裁判員の参加する刑事裁判に関する法律、通称「裁判員法」により決められています。

裁判員法第2条第1項
地方裁判所は、次に掲げる事件については、次条又は第3条の2の決定があった場合を除き、この法律の定めるところにより裁判員の参加する合議体が構成された後は、裁判所法第26条の規定にかかわらず、裁判員の参加する合議体でこれを取り扱う。
第1号 死刑又は無期の懲役若しくは禁錮に当たる罪に係る事件
第2号 裁判所法第26条第2項第2号に掲げる事件であって、故意の犯罪行為により被害者を死亡させた罪に係るもの(前号に該当するものを除く。)

傷害致死罪は、このうち裁判員法第2条第1項第2号に当てはまるため、裁判員裁判対象事件となります。

裁判員裁判とは、通常の刑事裁判とは異なり、刑事裁判の第1審に裁判官だけでなく、一般の市民も裁判員として審理や判決の内容を判断する手続きに参加する裁判です。
裁判員裁判は、裁判員として一般の方が参加するため、通常の裁判とは異なった手続きが多数設けられています。

その1つが、公判前整理手続という手続きが必ず行われることです。
公判前整理手続とは、第1回公判の前に検察官や弁護士と裁判官で事前に協議を行い、争点や証拠の整理を行う手続きです。
公判前整理手続はあくまで公判前の準備手続ですが、実際の公判では公判前整理手続で整理された争点と証拠に絞って裁判が進行し、公判前整理手続終了後に新たな証拠を提出することは原則としてできないことになっています。
つまり、裁判員裁判となった場合には、公判前整理手続でどのような争点が考えられ、どのような証拠が必要なのかをしっかりと検討しつくしておく必要があるのです。

・裁判員裁判での弁護活動

前述のように、裁判員裁判では裁判員として一般の方が参加します。
ですから、通常の裁判に比べて裁判員裁判ではわかりやすさが重視されると言えるでしょう。
被告人側の事情をどれだけ説得的にかつ裁判員の方々の胸に響くように裁判で明らかにできるかが、最終的な量刑判断に強く影響します。

また、今回の傷害致死事件のように被害者や遺族が存在するケースでは、被害者や遺族との示談交渉を行い、被害者・遺族の処罰感情が低いことなども併せて主張していくことも考えられます。
しかし、いずれの主張も、先に述べた公判前整理手続で適切に証拠を検討し、必要であれば弁護側からも証拠を提出しておく必要があります。

さらに、裁判員裁判の対象となる事件は重大犯罪に限られている為、逮捕から公判終了まで身体拘束が継続されてしまう可能性も高いです。
そこで、保釈等の身体解放に向けた活動も行っていく必要があります。
早期の身体解放や十分な公判準備のためには、刑事事件に精通した弁護士に依頼することが重要です。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は、刑事事件を専門に扱っており、裁判員裁判を含めた刑事事件の解決事例もございます。
傷害致死事件などの裁判員裁判対象事件にお困りの際は、弊所弁護士までお気軽にご相談ください。

タクシー料金の踏み倒しで強盗事件に

2020-05-17

タクシー料金の踏み倒しで強盗事件になったケースについて、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所が解説します。

〜事例〜

千葉県流山市に住んでいる会社員のAさんは、飲み会から帰ろうとしたところ終電の時間を過ぎていたことから、Vさんの運転するタクシーを利用することにしました。
Aさんの自宅に到着したあたりで、VさんはAさんに料金を伝えて支払いを求めましたが、酔っ払っていたAさんは「そんなに高い料金ぼったくりだ。俺は帰るぞ」などと告げ、料金を踏み倒して帰ろうとしました。
驚いたVさんが「困りますよ」とAさんを追おうとしたところ、AさんはVさんを強く突き飛ば市押し倒すなどしてVさんを振り切って自宅へ帰りました。
Vさんがすぐに千葉県流山警察署に通報したことで、警察官が駆けつけ、最終的にAさんは強盗罪の容疑で逮捕されるに至りました。
まさかタクシー料金の踏み倒しから強盗罪になるとは思わなかったAさんは、驚いて接見に訪れた弁護士に相談しました。
(※この事例はフィクションです。)

・タクシー料金の踏み倒しが強盗罪に?

強盗罪と聞くと、目出し帽を被った犯人が店員や銀行員に凶器を突きつけてお金を奪うというシーンが思い浮かぶかもしれません。
しかし、実は強盗罪は金品を奪う行為のみに成立する犯罪ではないのです。

刑法第236条
第1項 暴行又は脅迫を用いて他人の財物を強取した者は、強盗の罪とし、5年以上の有期懲役に処する。
第2項 前項の方法により、財産上不法の利益を得、又は他人にこれを得させた者も、同項と同様とする。

先ほど例にあげたような誰かに凶器を突きつけて脅してお金を奪うという態様の場合には、「暴行又は脅迫を用いて他人の財物を強取」していることから、刑法第236条第1項に規定されている強盗罪が成立すると考えられます。

しかし、刑法第236条第2項に規定されている強盗罪の場合、暴行又は脅迫を手段として用いていることは刑法第236条第1項の強盗罪と変わりませんが、「他人の財物を強取」するのではなく「財産上不法の利益を得、又は他人にこれを得させ」るという部分が異なってきます。
つまり、刑法第236条第2項の強盗罪は、暴行や脅迫によって物理的に金品を奪うのではなく、何か利益を自分や第三者に受けさせるようにすることによって成立するのです。
こうしたことから刑法第236条第2項の強盗罪は「強盗利得罪」などとも呼ばれますが、その法定刑は刑法第236条第1項にある強盗罪と変わらず「5年以上の有期懲役」であり、強盗利得罪になったから重く処罰される、処分が軽くなるといったことはありません。

では、今回のAさんについて考えてみましょう。
まず、結果としてAさんはタクシー料金を踏み倒しています。
タクシー料金を踏み倒すということは、本来払わなければいけない料金の支払いを不正に免れているという「財産上不法の利益を得」ていることになります。

そして、Aさんはタクシー料金の踏み倒しをするためにVさんを強く突き飛ばし押し倒すなどして振り切っていますから、「暴行」を用いていると言えるでしょう。
ここで、強盗罪にいう「暴行」とは、相手の抵抗を抑圧する程度のものが必要とされていますが、今回Vさんは突き飛ばされ押し倒されていることから、Aさんの「暴行」はVさんの抵抗を抑圧する程度の強さだったと考えられるでしょう。
以上のことから、Aさんのタクシー料金の踏み倒し行為は刑法第236条第2項の強盗罪にあたると考えられるのです。

強盗罪は非常に重い犯罪で、刑罰の下限も5年の懲役刑となっていることから、有罪になると情状酌量による刑罰の減軽等がなければ執行猶予をつけることもできません(執行猶予がつけられるのは、懲役刑の場合、3年以下の懲役が言い渡される場合に限られます。)。
ですから、こうしたタクシー料金の踏み倒しであっても、「料金を踏み倒した程度で大したことはない」と甘く考えず、早期に弁護士に相談・依頼することが得策と言えます。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所では、タクシー料金の踏み倒しによる強盗事件のご相談・ご依頼も受け付けていますので、まずはお気軽にご相談ください。

痴話喧嘩が暴行事件に

2020-05-10

痴話喧嘩が暴行事件となってしまったケースについて、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所が解説します。

~事例~

埼玉県小川町在住の男性Aさんは、女性Vさんと交際していました。
ある日、AさんとVさんが自動車で出かけている最中、2人はささいなすれ違いから喧嘩に発展してしまいました。
Vさんは感情の起伏が激しく、興奮すると周りの物に感情をぶつける傾向があったため、AさんはVさんの体を押さえつけて宥めようとしました。
しかし興奮したVさんは、AさんがVさんを止めようと身体を押さえたことから「暴力をふるわれる」と勘違いしてしまい、車内から道路に向かって大声で「殴られる!助けて!」などと悲鳴を上げました。
通行人が2人の様子を見て埼玉県小川警察署に通報したことで、警察官が現場に駆け付け、Aさんは暴行罪の疑いで現行犯逮捕されてしまいました。
Aさんの両親は、Aさんが逮捕されてしまったことをVさんからの連絡で知り、急いで弁護士に相談することにしました。
(※この事例はフィクションです。)

・痴話喧嘩から刑事事件・逮捕に発展

今回の事例は、交際相手と喧嘩になってしまういわゆる痴話喧嘩が暴行事件という刑事事件に発展してしまい、逮捕まで至ったという事例です。
たかが痴話喧嘩で刑事事件などという大事になるのかと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、実際に弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所にも、こうした痴話喧嘩から刑事事件へ発展してしまったというご相談が寄せられることもあります。

痴話喧嘩による暴行事件では、痴話喧嘩がヒートアップする中で相手に対する感情が行き過ぎてしまうことが原因となることが多いです。
例えば、今回のAさんのように、カップルが2人だけいる止める人のいない状況(例えば車の中)で感情的になった結果、ついヒートアップしてしまい刑事事件化するというケースも少なくありません。

ここで注意しなければならないのは、痴話喧嘩から発生した暴行事件・傷害事件では、逮捕される可能性が低くないことです。
痴話喧嘩をする関係であるということは、当然被疑者と被害者が交際しているということになります。
となると、被疑者と被害者はお互いが相手の住所や連絡先などを知っているということになり、捜査機関からすれば、被疑者と被害者が接触するリスクがある=証拠隠滅のおそれがあると判断しやすく、逮捕・勾留による身体拘束が必要であると判断しやすいのです。
特に、日常的にお互いの間で暴行が疑われる場合(DVが疑われる場合)、より逮捕・勾留による身体拘束の可能性が高まることになるでしょう。

そのため、痴話喧嘩から暴行事件に発展してしまったケースでは、事件が発生した段階で速やかに刑事事件に詳しい弁護士に相談し、身柄解放活動逮捕回避活動を迅速に開始してもらうことが大切です。

加えて、暴行事件ということは、当然被害者が存在します。
今回のような痴話喧嘩から発展した暴行事件では、被害者側も大事になるとは思っておらず、処罰を求める意思がないということもあります。
そうした場合には、被害者の意思を適切に主張していくだけでなく、今後同じことが繰り返されないような具体的な対策を立て、それも主張していくことが求められます。
もちろん、被害者対応再犯防止活動は被害者の方の処罰感情や事件当時の事情、それまでの経緯などの様々な事情によって異なるものですから、まずは弁護士に相談し、具体的にどういった活動が可能か検討していくことが必要でしょう。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所では、痴話喧嘩から発展した暴行事件などの暴力事件にも対応しています。
0120ー631ー881では、専門スタッフがご相談者様の状況に合ったサービスをご案内いたします。
まずはお気軽にお問い合わせください。

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