(弁護士)千葉県松戸市の親族間の傷害事件で不起訴を目指すなら

2017-10-27

(弁護士)千葉県松戸市の親族間の傷害事件で不起訴を目指すなら

千葉県松戸市松戸駅改札前で,Aさんは,孫のBちゃん(8歳)に,しつけと称して,ビンタをしてしまい, Bちゃんは口の中を切ってしまいました。
それを目撃した千葉県松戸警察署の警察官は,Aさんに傷害罪の容疑で話を聞きたいと言ってきました。
Aさんは「確かにやりすぎてしまったけど,親族だから問題ないだろう」と言っており,Bちゃんもその親も,今回のことは自分たちも納得しているし,事を荒立てるようなことではないと思っています。
(フィクションです)

【親族に関する刑法の規定】

Aさんの行為は,Bちゃんに暴行をふるってけがをさせていますから,刑法上の傷害罪(刑法204条)に当たります。
Aさんとしては,親族間のことだから問題ないと言っているようですが,果たして本当にそうなのでしょうか。

たしかに,親族であれば罪にならない犯罪は,刑法に記載されています。
例えば,犯人隠避罪,証拠隠滅罪(刑法105条),窃盗罪,不動産侵奪罪(刑法243条)などが挙げられます。
これらの犯罪は,個別に親族に関する規定が定められており,親族であればその犯罪でも許される,というわけではないのです。
傷害罪について見てみると,刑法では,傷害罪について,上記のような親族についての規定は特に定めていません。
ということは,親族関係であっても,罰せられる可能性があり,Aさんの行為には,刑法上の傷害罪が成立することになります。

しかし,Aさんはやりすぎてしまったと反省しているようですし,当事者であるBちゃんやその親も,今回のことは納得していて,大事にするようなことではないと思っているようです。
Aさんが刑罰に処せられることを防止できないのでしょうか。

この場合,弁護士が検察官に対して,これらの事情を積極的に主張していくことで,不起訴処分の獲得を目指すことができます。
不起訴処分となれば,Aさんは,刑罰を受けて前科もつくことなく,生活に戻ることができます。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は,刑事事件に強い弁護士事務所ですから,このような事件のご相談も多く承っております。
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千葉県松戸警察署 初回接見費用:3万9,800円