東京都中野区の暴力事件で逮捕 殺人事件に強い弁護士

2017-02-21

東京都中野区の暴力事件で逮捕 殺人事件に強い弁護士

東京都中野区に住んでいるAさんは、父親でもあるVさんと喧嘩になってしまいました。
そして、Aさんは、包丁でVさんを刺してしまいました。
Vさんは間もなく死亡し、Aさんは警視庁中野警察署に、殺人罪の容疑で逮捕されてしまいました。
(フィクションです)

~尊属殺人?~

刑法には尊属殺という規定があったのをご存じでしょうか。
尊属とは自分よりも上の親族、要するに親や祖父母のことです。
直系尊属を殺した場合、法定刑は死刑は無期懲役しかありませんでした。
通常の殺人罪に比べると極めて重い刑です。
しかし、尊属殺は1995年に廃止されました。
1973年に尊属殺は違憲であるという最高裁判決が出たからです。

なので、現在の刑法には、尊属殺という規定はありません。
尊属を殺害した場合であっても、通常の殺人罪が適用されることになります。
ただし、被害者が尊属だったという事情が、全く考慮されなくなったわけではありません。
検察官は、あらゆる事情を考慮して起訴すべきかどうか決定します。
そして、裁判所も、あらゆる事情を考慮して量刑を決定することになります。
自分の親を殺してしまった場合、それが不利な事情として考慮されてしまう可能性はあるのです。

一方で、親から虐待等を受けていたというような事情がある場合、被疑者・被告人にとって有利な事情となる可能性もあります。
尊属殺の違憲性が問題となった事件でも、被告人は被害者である親からかなりひどい性的暴行を受けていたという事情がありました。
このように、刑事事件では、被疑者や被告人の周りにある様々な事情が影響することになります。
その中から、被疑者被告人にとって有利となる事情をピックアップし、的確に主張することが、弁護士には求められるのです。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は暴力事件刑事事件専門の法律事務所であり、今まで数多くの暴力事件を解決してきました。
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警視庁中野警察署までの初回接見費用については、0120-631-881まで、お電話ください。