東京都府中市の業務上失火事件で逮捕 刑事事件に詳しい弁護士

2018-03-08

東京都府中市の業務上失火事件で逮捕 刑事事件に詳しい弁護士

東京都府中市の飲食店で仕事をしている飲食店店員Aは、営業時間が終わったので、同僚Bとともに、店を出た。
AとBは、店を出る際にコンロの火を消し忘れ、それが原因で飲食店が全焼してしまった。
AとBは業務上失火罪の容疑で、警視庁府中警察署逮捕された。
(フィクションです)

~過失犯の共同正犯~

業務上失火罪(刑法117条の2)の法定刑は、「3年以下の禁錮又は150万円以下の罰金」です。
他方で、失火罪の法定刑は「50万円以下の罰金」であり、業務上失火罪のほうが「業務」という職務として火気の安全に配慮すべき社会生活上の地位があることから、法定刑が重くなります。

業務上失火罪は過失犯であるところ、過失犯の共同正犯が成立する要件としては、①共同注意義務が存在し、②その共同の注意義務に共同して違反したこと、が必要であると考えられています。

今回の事例でいえば、AとBは飲食店の店員であるため、共同して火の消し忘れがないか確認する注意義務が存在しているといえます(①)。
また、その共同の注意義務に共同して違反したといえます(②)。
したがって、事例のAとBには、業務上失火罪が成立する可能性があります。

刑事犯罪を起こしてしまった場合には、すぐに刑事事件に詳しい弁護士に相談することにより、どのような場合にどのような犯罪が成立するかについて、事件の今後の見通しを把握することが可能です。
同じ罪名であっても、事件の行為態様や本人の前科などにより、刑罰の重さが変わってきます。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所の弁護士は、刑事事件専門の弁護士として、業務上失火罪に関する刑事事件にも弁護対応いたします。
刑事事件の解決のためには、迅速な対応が必要になります。
業務上失火事件でお困りの人は、弊所お問い合わせ用フリーダイヤル0120-631-881まで、お電話ください。
警視庁府中警察署への初回接見費用:36,500円