(逮捕)名古屋市の集団強姦事件で違法な取調べ 実刑判決を避ける弁護士

2017-02-03

(逮捕)名古屋市の集団強姦事件で違法な取調べ 実刑判決を避ける弁護士

Aさんは、集団強姦事件の現場にいた一人として愛知県熱田警察署の取調べを受けていました。
しかし、Aさんには、全く身に覚えがない話ばかりでした。
警察官の任意同行に応じたのも、自分が無実であることは明らかで、話せばわかってもらえると思ったからです。
取調べの時間は、3時間を超えましたが、Aさんの無実の主張は、一向に受け入れられません。
(フィクションです)

~違法な取調べが発覚したニュース~

2017年1月27日、衝撃的なニュースが報道されました。
長崎県警が傷害致死事件で逮捕した男性に自白を強要したり、供述と異なる内容の調書を作成するなどしていたというのです(産経新聞ほか)。
こうした事実は、長崎地検が取調べの様子を録音・録画していたために発覚しました。
このニュースによって、取調べの可視化の重要性が改めて認識されることでしょう。
もっとも、長崎県警は、自白の強要はなかったものとしています。

違法な取調べは、古くから問題となっており、被疑者が自白を強要されて有罪判決を受けたりしないよう様々な法律も設けられています。
しかし、上記のような事件は起きてしまっています。
もし取調べを録画・録音した映像がなければ、男性の違法な取調べを受けたという主張は、認められなかったかもしれません。
その後の裁判では、男性に対して懲役2年執行猶予4年の判決が言い渡されました。
もし警察官による自白の強要などが明らかにならなければ、男性には執行猶予なしの実刑判決が言い渡されていたかもしれません。

これまでにも幾度となく違法な取調べの存在は指摘されてきたわけですが、依然その根絶には至っていないようです。
刑事事件弁護に携わる弁護士は、今後もこれまで以上に捜査機関の違法な取調べに目を光らせていかなければなりません。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は、刑事事件を専門とする法律事務所です。
警察や検察による違法な取調べは、断固として許しません。
集団強姦事件の取調べで不安や不満がある場合は、弊所の弁護士にご相談ください。
数多くの刑事事件で実刑判決を回避してきた弁護士が、適切なアドバイスをし、依頼者の方がいわれのない不利益を受けないよう全力で弁護します。
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