名古屋市千種区の暴力事件で逮捕 共犯事件でも頼れる弁護士

2017-01-12

名古屋市千種区の暴力事件で逮捕 共犯事件でも頼れる弁護士

名古屋市千種区在住のAさんは、友人のBさんからVさんを痛めつけようという話を持ち掛けられました。
Aさんはそれに賛同し、Vさんの帰宅ルート等を調べたりしましたが、犯行当日になって怖くなり、Bさんに「やっぱりやめる」とだけ告げました。
しかし、Bさんが1人でVさんに対して暴行を加え、傷害罪の容疑で逮捕されてしまいました。
そしてAさんのもとにも、愛知県千種警察署の警察官が現れ、傷害罪の容疑で逮捕されてしまいました。
(フィクションです)

~共犯からの離脱~

AさんはBさんとともに、Vさんに対する暴行を計画しています。
この場合、Aさんも実際に暴行に参加していれば、傷害罪の共同正犯=共犯となる可能性が高いです。
では、今回のように途中で参加をやめた場合はどうなるのでしょうか。
それが「共犯からの離脱」という問題です。

これは実はとても難しい問題です。
最高裁の判例では、XさんとYさんがともに暴行行為をしていたときに、途中でXさんが「俺帰る」とだけ言って帰ってしまったという事件があります。
この事件では被害者は死亡してしまったのですが、Xさんも傷害致死罪の共同正犯となってしまいました(最高裁平成1年6月26日決定)。

今回のAさんは犯行が始まる前に離脱しているので判例の事件とは異なるケースとなりますが、Aさんは「やっぱりやめる」と告げただけで、特に何もしていません。
ここは判例の事件とも似ている部分で、どのように判断すべきなのかは、一般の方には難しいところです。
また、Aさんは暴力事件に備えて下調べを行っていますが、このことも何か意味があるのでしょうか。
このように、共犯からの離脱を考える上で、重要となる事実は様々あり得るのです。

そこで、共犯事件のような難しい暴力事件を起こしてしまった方は、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所の弁護士までご相談ください。
弊所は刑事事件専門の弁護士事務所ですから、在籍している弁護士は刑事事件に精通しており、依頼者のための積極的な弁護活動が可能です。
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愛知県千種警察署 初回接見費用:3万5200円)