下剤で傷害罪?福岡県うきは市の逮捕にも対応の刑事事件専門弁護士

2017-08-12

下剤で傷害罪?福岡県うきは市の逮捕にも対応の刑事事件専門弁護士

福岡県うきは市の会社勤務のAさんは、同僚のVさんのコーヒーに下剤をいれた。
これによってVさんは体調を崩してしまった。
Aさんがコーヒーに何かを入れている所を見たBさんが、Vさんにこのことを話したため、Vさんは福岡県うきは警察署に被害届を提出した。
これによりAさんは福岡県うきは警察署の警察官に傷害罪の容疑で逮捕されてしまった。
(フィクションです。)

~下剤を入れたら傷害罪?~

今年の7月に、千葉県で同僚のお茶に睡眠薬を混入したとして、70代の女性が逮捕されたというニュースは、睡眠薬混入の瞬間をとらえた映像が出回り、大々的に報道されました。
8月には、殺人罪の容疑などで再逮捕されているこの事件の被疑者ですが、最初に逮捕された容疑は傷害罪の容疑でした(平成29年8月1日時事ドットコムニュース他)。

傷害罪は、人の生理的機能に障害を加えることで成立します。
傷害罪と聞くと、殴って相手に怪我をさせた場合などを想像すると思います。
しかし、実際には傷害罪が成立する場合は広く、ストーカー行為によって相手をPTSDに追い込んでしまったり、上記の例のように薬物で体調を崩させることも傷害罪にあたることがあります。
千葉県の睡眠薬混入事件では、睡眠薬を飲ませることによって、意識障害を負わせていることから、傷害罪にあたるとされたのでしょう。
上記の事例でも、Aさんは下剤を仕込んでVさんの体調を崩させていますので、傷害罪になると思われます。

このように、一見して傷害事件であると判断できないような事件でも、傷害事件として扱われることがあります。
傷害事件の法定刑は、15年以下の懲役又は50万円以下の罰金です。
軽度の傷害事件で被疑者が初犯の場合は、示談の有無などで不起訴処分や略式罰金になることもありますが、初犯であっても重度の傷害事件であれば実刑となる可能性もあります。
これは、傷害事件の内容やその後の対応によって大きく変化するところであるので、まずは弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所の刑事事件専門弁護士に相談し、今後の見通しを聞いてみることをおすすめします。
弁護士による初回無料法律相談初回接見サービスについては、0120-631-881でいつでもご予約いただけます。
福岡県うきは警察署までの初回接見費用:4万5,240円