愛知県西尾市の殺人事件で情状酌量を目指す~刑事事件に強い弁護士

2018-02-17

愛知県西尾市の殺人事件で情状酌量を目指す~刑事事件に強い弁護士

愛知県西尾市に住む女性Aは,幼いころより実父Vから性的虐待を受けていました。
そうした中,Aは職場で思い人が出来たためについにVからの性的虐待を拒否しました。
それに激高したVは,Aを監禁しました。
監禁と性行為の強要に対しAは我慢できず,手元にあったコードでVを絞殺してしまいました。
(1973.04.04最高裁判決を基にしたフィクションです。)

まず,Aに殺人罪が成立した場合,死刑又は無期若しくは5年以上の懲役が下されることになります。
今回の件では,Aの行為に殺人罪が成立することに争いはありません。
しかし,Aは幼いころより実父から性的虐待を受け,それを我慢しており,最後に思い余って殺人に至っています。
このような場合,Aには情状酌量の余地があるといえるでしょう。

情状酌量とは,刑事裁判において,同情すべき犯罪の情状をくみ取って,裁判官の裁量により刑を減軽することを言います。
情状酌量は様々な事由を考慮して決定されますが,例としては以下のような基準があります。
・犯行の動機や事情
・犯行の態様
・犯行後の態度、状況
・反省の態度

弁護士と一緒に犯行の前後の行動や状況を検討し,情状酌量に影響を与えそうな事情を裁判官に主張することで,罪の減軽や執行猶予を得ることが可能になり得ます。
今回のAの場合であれば,
・実父からの長年の性的虐待があったこと
・犯行の様態も著しく残酷でないこと
などがあり,情状酌量の可能性が高いと思われます。

Aのように殺人事実自体に争いがなくても,弁護士と事情を主張・立証することで依頼者の方に有利なように働きかけることができます。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は刑事事件専門の弁護士事務所であり、これまで多くの依頼人の身柄解放や罪の減軽を実現しています。
殺人容疑で逮捕されてお困りの方は、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所までご相談ください。
愛知県西尾警察署までの初回接見費用:39,900円