デモに対する暴力犯罪で逮捕
デモに対する暴力犯罪で逮捕
【刑事事件例】
東京都立川市の立川駅前で外国人に対する生活保護の給付の反対のデモ活動を行っていたAさんは、デモに抗議してきた通行人のVさんを突き飛ばして尻餅をつかせたとして、警視庁警立川警察署によって、暴行罪の疑いで現行犯逮捕されました。
警察の調べに対し、Aさんは「詰め寄りはしたが突き飛ばしてはいない」として事実を一部否認しています。
(平成30年6月11日時事通信の記事を元に場所等の事実を一部変更しています。)
【政治デモの現場で対立者同士の暴力犯罪へ発展】
多くの人が集まる駅前などでは、政権または政権の進める特定の政策に対する支持または反対を表明する街頭活動が行われ、多くの人間が集合して活動している模様を時々見かけます。
昨今では、外国人在留者(インバウンド)の増加により、外国人に対する政策に対するデモ活動が行われることもあり、国際的なヘイトデモ問題とも関連してデリケートな問題が生じています。
上記刑事事件例は、令和元年6月11日、東京都豊島区池袋の路上で、右派系市民団体のデモに抗議した男性を突き飛ばしたとして、警視庁公安部がデモに参加していた大学生の男を暴行罪の疑いで現行犯逮捕した事件をモデルにしています。
警視庁公安部によると、犯行当日、右派系市民団体「行動する保守運動」が約40人規模のデモを行い、中国人の国民健康保険の不正利用を批判するデモを行い、約80人がデモに集まったと言います。
ネットを通じて政治思想に感化される若者も増加しており、デモ活動が過激化した結果、暴力行為につながることも予想されます。
デモ現場での暴力行為は、逮捕につながる可能性が極めて高いため、逮捕された被疑者のご家族の方は、すぐに刑事事件専門の弁護士に依頼し、身柄解放を依頼することをお勧めします。
暴力行為の事実に関する認め、否認によって異なりますが、弁護士に依頼することで、身元引受環境を整備し、逃亡や証拠隠滅の恐れがないことを示し、少しでも早い身柄解放の可能性を高めることができます。
デモ活動における暴力犯罪で刑事事件化または逮捕されてお悩みの方は、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所の法律相談または初回接見サービスをご検討ください。