【事例解説】お酒に酔って駅員に暴力―弁護士に示談を依頼
お酒に酔った状態で駅員に暴力をふるった傷害事件について、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所が解説します。
事例紹介
Aさんは会社の忘年会でお酒を飲みすぎた影響で、帰りに利用した駅で眠ってしまいました。
Aさんは終電時間を過ぎた後も駅構内で寝ていたため、駅員のVさんに起こされて駅の外へと運び出されようとしたところ、眠りを邪魔されたことに腹を立てて、Vさんを殴る蹴るといった暴行を加えて、Vさんにケガを負わせました。
Vさんが警察に通報したことで、Aさんは警察に傷害罪の疑いで現行犯逮捕されましたが、翌日になって釈放されました。
家に帰ったAさんは今後の対応について刑事事件に強い弁護士に相談することにしました。
(この事例はフィクションです)
お酒に酔った状態で起こした傷害事件
これからの年末年始にかけて、会社の忘年会や久しぶりに集まった親族との新年会などの機会でお酒を飲むことが多くなるかと思いますが、事例のようにお酒を飲みすぎたことが原因で暴力をはたらいてしまうと、警察に逮捕されて刑事事件になってしまうというケースは珍しくありません。
今回取り上げた事例も忘年会で飲みすぎたAさんが駅員であるVさんに殴る蹴るといった暴行を加えてVさんをケガさせていますので、Aさんには刑法204条の傷害罪が成立すると考えられます。傷害罪の法定刑は15年以下の懲役又は50万円以下の罰金となっています。
傷害罪の被害者の方と示談をお考えの方は
事例のAさんは傷害罪の疑いで現行犯逮捕された翌日に、警察から釈放されて自宅に帰ることができていますが、釈放されたからといってそれで傷害事件が終了したという訳ではありません。
今後は、在宅捜査といった形で捜査が進められていき、最終的に検察官が傷害罪で起訴するかどうかの判断をすることになります。
そのため、傷害罪の前科が付くことを回避することを望まれる場合は、刑事事件に強い弁護士に相談して、今後の流れや対応等についてアドバイスを貰われることをお勧めします。
傷害事件のように被害者の方がいるような事件の場合には、被害者の方との示談交渉が非常に重要になりますので、相談をきっかけに弁護士に示談交渉を依頼して示談の締結を目指していくことになるでしょう。
検察官が傷害罪で起訴の判断を行うまでに被害者の方と示談を締結することができれば、傷害罪で起訴されることを回避して傷害罪の前科が付くことを避ける可能性を高めることがで期待できます。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は、傷害事件をはじめとする刑事事件・少年事件に強い法律事務所です。
傷害罪の被害者の方と示談をしたいとお考えの方は、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所まで一度ご相談ください。