東京都多摩市の刑事事件 寝たばこで失火罪に…弁護士に無料相談

2018-10-27

東京都多摩市の刑事事件 寝たばこで失火罪に…弁護士に無料相談

東京都多摩市在住のAさんは,深夜,住んでいるアパートにおいて,就寝時に一服しようと布団に入ったまま寝たばこをしました。
すると,たばこの灰が布団に落ち,火が上がりました。
火はそのまま消えることなく燃え続け,アパート全体に燃え広がりました。
けが人が出ることはありませんでしたが,アパートは全焼してしまいました。
後日,Aさんは失火罪の容疑で警視庁多摩中央警察署から取調べを受けることになりました。
(フィクションです。)

【失火罪とは】

失火罪は,失火により,①現住建造物等を焼損すること(116条1項)、又は②他人所有の非現住建造物等を焼損すること(同2項)によって成立します。
「失火により」とは,過失により出火させることをいいます。
失火罪の法定刑は,50万円以下の罰金です。

また,今回のような寝たばこによる失火の場合,不注意の程度が著しいもので重大な過失があるとして,重失火罪(117条の2)が成立する可能性もあります。
重失火罪が成立すると,法定刑は3年以下の禁錮又は150万円以下の罰金となっており,失火罪に比べ禁錮刑を含む重いものとなっています。

【失火事件を起こしてしまったら】

上記のとおり,重失火罪となってしまった場合の法定刑は決して軽いものではなく,起訴され,有罪判決を受けた場合には大きな不利益を被ることになります。
しかし,重大な過失が認められなければ刑の軽い失火罪での処罰に留まることもあります。
そこで,刑事弁護に精通した弁護士に弁護を依頼して,適切な主張を行っていくことが重要です。

また,今回の事件は全焼で賠償額は極めて多額になることが考えられますが,被害の程度や被害者との示談の有無によっては,不起訴処分等軽い処分を目指すことも考えられます。
不起訴処分となった場合は刑事裁判となることはなく,前科が付くこともありません。
捜査されている段階でいち早く刑事弁護に強い弁護士に依頼することで,不起訴処分の獲得や刑の減軽を目指すことが重要といえるでしょう。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は刑事事件専門の弁護士事務所であり,失火事件のご相談・ご依頼も受け付けております。
東京都多摩市寝たばこによる失火事件にお悩みの方は,弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所へご相談下さい。
警視庁多摩中央警察署までの初回接見費用:37,200円