東京都江東区の暴力事件で逮捕 無罪を目指す弁護士

2017-03-13

東京都江東区の暴力事件で逮捕 無罪を目指す弁護士

東京都江東区在住のAさんは、自宅でVさんに殴る蹴るの暴行を加えました。
そして、ぐったりして動かなくなったVさんを自宅から離れた資材置場に運び、放置しました。
後日、Aさんは傷害致死罪の容疑で、警視庁東京湾岸警察署逮捕されてしまいました。
しかし、どうやらVさんは、Aさんに放置された後、何者かによってさらに暴行を受けた後に死亡したようです。
(フィクションです)

~因果関係~

Aさんに傷害致死罪が成立するのは当然だ、と思う方も多いかもしれません。
しかし、果たして簡単に言い切れるでしょうか。
犯罪が成立するためには、「因果関係」、すなわち、原因と結果がむずびついていることが必要です。
Aさんによる殴打行為と、Vさんの死亡との間に因果関係がなければ、傷害致死罪は成立しないのです。
今回、Vさんが放置された後、何者かによる暴行が介在していますが、もしその何者かによる暴行によってVさんが死亡したのであれば、Aさんの殴打行為とは因果関係がないかもしれないのです。

因果関係の有無については、判断が難しいことも多いです。
今回の暴力事件と同様のケースで、最高裁は傷害致死罪の成立を認めました(最高裁平成2年11月20日決定)。
仮に第三者により加えられた暴行により死期が早まったとしても、因果関係を肯定することができる、と判断しました。

また、最近では「危険が現実化した」といえるかどうかの観点から因果関係を判断する判決も多いです(最高裁平成24年2月8日決定など)。
Aさんの殴打行為が、人が死亡する危険性があるものだったのかどうか、というのが問題になるでしょう。

因果関係がなかったことを立証するのは簡単なことではありません。
法的な知識だけでなく、法医学の観点も必要となってきますから、専門性を有している弁護士に相談すべきではないでしょうか。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は、暴力事件、刑事事件専門の法律事務所です。
それぞれの暴力事件に応じて、ベストな弁護方針を提示させていただきます。
まずは、電話予約ののちに無料相談をご利用ください(0120-631-881)。
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