(逮捕)東京都江戸川区の恐喝未遂事件で有罪判決に弁護士 冤罪の被害者

2017-03-08

(逮捕)東京都江戸川区の恐喝未遂事件で有罪判決に弁護士 冤罪の被害者

Aさんは、恐喝未遂事件警視庁小松川警察署逮捕され、取調べを受けています。
Aさんは、警察官の質問には素直に答え、自身の犯行を自白しているようですが、Aさんと接見した弁護士は、Aさんの言動に不可思議な点がある事に気付きました。
(フィクションです)

~控訴審で無罪になった恐喝未遂事件~

今回は、平成16年10月6日東京高等裁判所判決をご紹介します。
恐喝未遂事件の控訴審で、無罪判決が言い渡された事例です。
この判例の事件では、被害者によると、会社の昼休憩中に、パソコンに入力したデータが消去されており、翌日にはデータを盗まれてしまったそうです。
そして、被告人から被害者の携帯電話に5回ほど電話があり、データを種に5万円を払うよう脅されたというのです。
第一審で被告人には、有罪判決が言い渡されました。

しかし、この事件には、以下のような不可解な点がいくつもありました。
・被害者は被告人に対して変更した新しい携帯番号を教えていないと話している
・被害者は最初の脅迫電話の履歴を消去し、その後の脅迫電話の履歴をどうしたか覚えていない(着信履歴に関する証拠はない)
・被告人はパソコンの操作が一切できない
・被告人は被害者の職場に遊びに行ったときに、パソコンのパスワード4桁のうち、2桁はたまたま覚えた
などです。

被害者が主張する犯行を実行したのであれば、当然あるはずと考えられる事実がことごとくないにもかかわらず、有罪判決が下されてしまったのです。
確かに、被告人は自白を繰り返している時期もあったようで、被害者に対する謝罪文も書いていました。
しかし、謝罪文を書いたのは学校の先生から校長先生に知らせる等と言われたことが影響しているようです。

上記の裁判では、被告人と被害者のいずれにも障害があったため、裁判に多少の混乱をきたしてしまった部分があったかもしれません。
しかし、冤罪であることに変わりありません。
最初から不可解な点を慎重に検討していれば、被告人に有罪判決が下されることもなかったのではないかと思われます。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所の弁護士は、冤罪に苦しむ方のお力になります。
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