静岡市の暴力事件で逮捕 前科と前歴の違いを説明する弁護士

2017-01-07

静岡市の暴力事件で逮捕 前科と前歴の違いを説明する弁護士

静岡市在住のAさんは、同市内の路上で静岡県警静岡南警察署の警察官から職務質問を受けました。
Aさんは虫の居所が悪かったこともあり、職務質問を拒否するために警察官を殴ってしまいました。
Aさんは公務執行妨害罪の容疑で現行犯逮捕されてしまいました。
Aさんは深く反省しており、前科前歴がつくのだけは避けたいようです。
(フィクションです)

~前科と前歴~

前科と前歴は似た言葉ですが、どのように違うのでしょうか。
Aさんは前科や前歴がつくのを避けたいようですが、端的にいえば、前科は避けられますが前歴がつくことは避けられません。
前科とは、起訴されて有罪判決を受けた場合につくものです。
懲役○年、執行猶予△年というのが前科となります。
前科を避けるためには、無罪判決を目指すことや不起訴処分を目指すことが考えられます。
弁護士としては、まずは不起訴処分の獲得に向けて弁護活動をすることになります。
反省の念や今後の監督策を構築したり、被害者との示談を進めるといった活動になります。
その過程で、身柄解放活動をすることもあります。

一方、暴力事件で逮捕されてしまった場合、前歴がつくことは避けられません。
後に不起訴となっても、逮捕されたことがあるという事実は前歴として残ってしまうのです。
また、現行法では逮捕に対する不服申立ての制度がありません。
要するに、逮捕されたという事実を公に取り消す制度はないのです。
ただ、前科も前歴も、他人が簡単に知ることはできません。
捜査機関にデータは残りますが、他人が照会しても教えてくれることはありません。
他人に知られてしまうのでは?という点については安心してもらって大丈夫でしょう。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は暴力事件を含む刑事事件専門の法律事務所です。
不起訴処分の獲得により、前科を回避した実績もある弁護士が在籍しております。
また、逮捕されていない場合であれば、逮捕されずに刑事事件を解決に導くことも可能です。
暴力事件でお困りの方は、まずは無料相談をご利用ください。
逮捕されている場合には初回接見サービスが有益です。
(静岡県警静岡南警察署 初回接見費用:4万7960円)