岐阜県岐阜市の事後強盗事件で逮捕 被害弁償の弁護士

2017-02-15

岐阜県岐阜市の事後強盗事件で逮捕 被害弁償の弁護士

Aさんは、コンビニで万引きをしたところ、店員に見つかったのですぐに逃走しましたが、追いかけてきた店員に捕まりそうになったので、その足を蹴るなどして、盗んだものを持ったまま逃げおおせました。
しかし、後日、防犯カメラの映像などを基に、Aさんは岐阜県岐阜北警察署事後強盗の容疑で逮捕されました。
Aさん、は取調べにおいて、万引きして逃走する際に店員を蹴るつもりはなかった、申し訳ないことをしてしまったと供述していました。
その後、Aさんの両親の依頼で、Aさんのもとへ刑事弁護を専門とする弁護士が接見に訪れ、Aさんの話を聞くと、Aさんの両親に事の顛末を報告しました。
そこで、Aさんの両親は、Aさんが反省していることも踏まえ、なんとか穏便に事件を解決できないかと、弁護士に依頼することにしました。
(フィクションです。)

~事後強盗事件と被害弁償~

上記の事例で、Aさんは、事後強盗の罪で逮捕されています。
事後強盗とは、窃盗が、財物を得てこれを取り返されることを防ぐ等のために、暴行又は脅迫をしたときに成立します。
同罪は、強盗として扱われますので、その法定刑は5年以上の有期懲役と重いものです。
Aさんは、万引きをして、これを取り返されることを防ぐため、店員の足を蹴るという暴行をはたらいていますので、事後強盗が成立します。

依頼を受けた弁護士が、Aさんからその一連の言い分を聞いていますが、これらの事実について争いがない場合、不起訴処分獲得又は減刑及び執行猶予付き判決の獲得を目指すためにも、被害者に対する弁護活動が想定されます。
これは、具体的には弁護士が、できるだけ速やかに被害者への謝罪と被害弁償に基づいて示談交渉を行うことを指します。
特に、今回のAさんは、店員に対して謝りたいと言っており、また、店員のほうも特に傷害を負っているなどといった事実はないことから、穏便に事件を解決するために早急に示談交渉に取り掛かる必要があります。
被害者との間で示談を取りまとめて、事件につき許していただくことにより、不起訴処分によって前科をつけずに事件を解決できたり、たとえ起訴されても減刑や執行猶予付き判決の獲得を目指すことができます。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所の弁護士は刑事事件専門であり、被害者に対する被害弁償含めた示談交渉についての刑事弁護活動も多数承っております。
事後強盗逮捕された身内がいる、とお困りの方は、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所の弁護士まで、ご相談ください。
岐阜県岐阜北警察署への初回接見費用:4万3500円