愛知県岡崎市の未成年者略取誘拐事件 不当な処罰を回避する弁護士

2017-04-20

愛知県岡崎市の未成年者略取誘拐事件 不当な処罰を回避する弁護士

愛知県岡崎市に住んでいるAさんは、別居中の元妻Bさんの下で暮らしている息子のV君(10歳)にどうしても会いたくなり、V君をBさん宅から連れ出してしまいました。
BさんがVくんの不在に気づき、愛知県警察岡崎警察署に通報したことで、Aさんは岡崎警察署の警察官に未成年者誘拐罪の容疑で現行犯逮捕されてしまいました。
(フィクションです。)

~未成年者略取誘拐罪~

未成年者を略取し、又は誘拐した者は3月以上7年以下の懲役に処されます。
略取」とは暴行脅迫その他の強制的な手段によって、「誘拐」とは偽計や誘惑等の手段によって、相手方を自己や第三者の支配下に置くことを意味します。

上記の例のAさんは、被害者であるV君の父親ですので、誘拐や略取にあたらないのでは、と思う方もいるかもしれません。
しかし、未成年者略取誘拐罪は、未成年者の自由と親の監護権(親権)を保護する規定である、と言われています。
このことから、過去の最高裁判所の判例では、共同親権者である父親が別居中の妻の下にいる息子を連れ去った行為について未成年者略取罪を成立させています。(最高裁判所判決平成17年12月6日)

したがって、V君の実の父親であるAさんにも、未成年者略取誘拐罪が成立する可能性があるのです。

~処罰の対象にならない場合~

平成17年の判例では、子の監護養育上連れ去りが必要とされる特段の事情が認められる場合には、違法性が阻却されるとされています。
上記の例でいえば、BさんがV君に虐待をしていた場合や、育児を放棄していた場合などに、処罰を免れる可能性があります。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所では、依頼を受けた弁護士が事件の背景を詳細に調べ、依頼者様の不当な処罰を回避するために活動します。
そのためには、早期に依頼者様のお話を聞くことも重要です。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所では、初回接見サービス初回無料法律相談を行っております。
初回接見サービス、初回無料法律相談のご依頼、ご予約は0120-631-881までお問い合わせください。
弁護士に話を聞いてもらうのに、早いに越したことはありません。
まずはお電話ください。
(愛知県警察岡崎警察署の初回接見費用:3万9700円