東京都練馬区の強盗致死事件で逮捕 暴力事件で接見の弁護士

2017-04-10

東京都練馬区の強盗致死事件で逮捕 暴力事件で接見の弁護士

東京都練馬区在住のAさんは、知人のVさんから300万円の借金をしていましたが、返済期限を過ぎてもお金を返す目途が立たず、再三催告を受けていました。
ある日、AさんはVさんに呼ばれ、Vさんの家に訪ねたところ、「これ以上滞納するなら法的手段をとる」と言われました。
借用書等借金の事実を証明できるものは何もないから、Vさんを黙らせれば事足りると考えたAさんは、その場でVさんの頭を強打したところ、Vさんは出欠多量で死んでしまいました。
後日、Aさんは警視庁光が丘警察署に、強盗致死罪の容疑で逮捕されてしまいました。
(この話はフィクションです。)

~強盗致死罪について~

暴行又は脅迫を用いて、他人の財物を強取する行為には強盗罪が成立しますが、たとえ財物でなくとも、財産上不法な利益を得た場合も、強盗利得罪となり5年以上の有期懲役となります(刑法236条2項)。

今回の事例でAさんは、借金の返済を免れるために暴行を用いており、これは財産上不法な利益を得ようとしていることになるので、上記Aさんの行為には強盗罪が成立する可能性があります。
さらに、強盗の手段たる暴行によってAさんはVさんを死なせているので、強盗致死罪となり、死刑又は無期懲役に処せられる可能性があります(刑法240条)。
他にも、「経営上の権益」「タクシー料金の支払」等も強盗利得罪の対象となります。

~接見について~

今後Aさんは、勾留され、しばらくは身柄が拘束されることが予想されます。
その身柄の拘束をされた被疑者Aさんに、弁護士が会いに行き面会を行うことを「接見」と言います。
日々虚偽自白の危険にさらされている被疑者・被告人に、取調べの対応や今後の見通し等の法的アドバイスをすることは身柄拘束事件において特に重要です。
被疑者・被告人の防御手段としてだけではなく、心の支えとしても重要なものとなります。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は、刑事事件を専門とする法律事務所です。
ご家族の方が逮捕勾留されている方のご相談もお待ちしております。
初回無料法律相談のご予約や、警視庁光が丘警察署までの初回接見費用についてのご案内は、0120-631-881まで、お電話ください。