東京都国分寺市の傷害事件 正当防衛を主張し不起訴処分獲得の弁護士

2017-12-28

東京都国分寺市の傷害事件 正当防衛を主張し不起訴処分獲得の弁護士

Aさんは、東京都国分寺駅のホームでVさんと口論になり、ヒートアップしたVさんがAさんの首筋を手で掴んできたため、AさんはVさんの手を放そうとVさんの右肩を両手で突いたところ、よろめいたVさんはホームから勢いよく転落したため、加療1か月の怪我を負いました。
その後、Aさんは警視庁小金井警察署傷害罪の容疑で逮捕されましたが、Aさんは正当防衛が認められる事件なのではないかと疑問に思っています。
(フィクションです)

~正当防衛とは~

正当防衛とは、①「急迫不正の侵害」に対して、②「自己又は他人の権利を防衛するために」、③「やむを得ずにした」行為であれば、「罰しない」とする刑法の規定です。
上記事例のAさんの場合、正当防衛の要件のうち、①②は明白に認められそうな事案であるため、Vさんに加療1か月の怪我を負わせるという結果を招いたAさんの行為が、③「やむを得ずにした」行為といえるのかが、主な争点になります。
正当防衛の「やむを得ずにした」といえるかは、実務上、防衛手段としてとった行為が「相当性を有する行為」といえるかどうかで判断されます。
上記事例のAさんによる「首筋を手で掴まれた行為に対して、右肩を両手で突く行為」は、素手に対して素手で防衛していることから相当性を有していると判断され、正当防衛が成立する可能性は十分あるといえるでしょう。

正当防衛が認められた場合には、条文上「罰しない」と規定があることから、被疑者に嫌疑がないとして身柄釈放され、不起訴処分となります。
上記事例においても、事件初期の段階で弁護士の側より正当防衛を主張し、被疑者に嫌疑がないとして早期の身柄釈放を訴えるのと同時に、不起訴処分の獲得を目指すことが重要となります。

正当防衛が認められる可能性のある場合、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所の刑事事件専門の弁護士は、正当防衛の事情を客観的証拠をもとに、裁判官や検察官に対して主張していくことで、被疑者の早期身柄釈放や不起訴処分獲得を目指します。
東京都国分寺市にて傷害罪の容疑で逮捕され、正当防衛なのではないかとお困りの方は、弊所の弁護士までご相談ください。
初回接見費用 小金井警察署 36,700円