逮捕・減刑について…福岡県小郡市の偽装心中事件を弁護士に相談

2017-07-01

逮捕・減刑について…福岡県小郡市の偽装心中事件を弁護士に相談

福岡県小郡市在住のAさんは、恋人のVさんに「一緒に自殺しよう」としつこく心中を迫られ、怖くなって心中することを了承するふりをしました。
Aさんは、Vさんに渡された毒薬をVさんには気づかれないように水に入れ替え、一緒に毒を飲むかのようにVさんを騙し、その結果、Vさんのみが死亡し、Aさんは福岡県小郡警察署の警察官に逮捕されてしまいました。
Aさんの家族は、今回の偽装心中事件について聞き、福岡県の刑事事件に強いという弁護士に、どうにかAさんの刑を減刑できないかと相談してみることにしました。
(フィクションです。)

~偽装心中~

偽装心中とは、心中するつもりがあると見せかけて相手を騙し、自分だけ生き残るケースの心中をさします。
今回のような、いわゆる偽装心中事件は、どのような犯罪になるのでしょうか。

刑法には「自殺ほう助罪」という罪があり、AさんがVさんの心中に了承していることでVさんの自殺を心理的に促進していると言え、自殺ほう助罪が成立しそうにも見えます。
しかし、前提として自殺は自己の真意に基づいた意思決定によって行われなければ「自殺」とならないと考えられており、偽装心中事件においては、殺人罪が適用される可能性があります。
最高裁判所の判例でも、上記の例と同様の事案で、偽装心中によって相手を死亡させた者に殺人罪の成立を認めています。

~刑の減軽のために~

殺人罪が成立した場合、死刑又は無期若しくは5年以上の懲役刑に処されます。
減刑は、情状酌量の余地が認められた場合などになされますが、上記の例のしつこく心中する様にVさんに迫られ恐怖していたような事情について、情状酌量のが認められる可能性があります。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所には、刑事事件を専門に取り扱う弁護士が多数在籍しております。
弁護士に早期にご相談・ご依頼いただくことで、減刑のための事情の調査や活動に、迅速に取り掛かることが可能となります。
福岡県での偽装心中事件でお悩みの方は、まずは弊所の弁護士まで、ご相談ください。
福岡県小郡警察署までの初回接見費用:3万9,300円