(新宿の刑事事件は弁護士に相談)初回接見は非常に大事な手続きです!

2018-01-15

(新宿の刑事事件は弁護士に相談)初回接見は非常に大事な手続きです!

東京都新宿区四谷三丁目を歩いていたAさんは,酔っぱらっていたVさんにすれ違いざまに悪態を吐かれたことに腹を立て,Vさんを殴ったところ,Vさんの歯を折ってしまい,駆け付けた警視庁四谷警察署の警察官に逮捕されました。
その後,Aさんの父親が,弁護士に弁護を依頼し,弁護士が接見をしに行ったところ,警察署から「今はAさんの取調べ中なので,接見できません。」と断られました。
その後,警察官は弁護士が来たことをAさんに告げませんでした。
このような警察官の対応は許されるのでしょうか。
(フィクションです)

【初回接見の重要性】

Aさんは,急に逮捕されてしまっており,不安で早期に弁護士に相談したいはずです。
そして,弁護士との初回接見(1回目の面会)は,Aさんがこれからどのような形で取調べに臨むべきか,また,その弁護士に依頼するか否かを選択する場面でもあるため,Aさんが自分を防御するうえで特に重要な権利であるといえます。
そうすると,警察官が取調べを理由にAさんの初回接見を断ることは,「被疑者が防御の準備をする権利を不当に制限」(刑事訴訟法39条3項但書)に当たり,違法となる可能性が高いです。

【取調べ中の被疑者への弁護人の来訪の告知】

次に,警察官が弁護士が来たことをAさんに告げなかったことは問題はないのでしょうか。
Aさんは,弁護士の助言がないため,ずっと不安な状況です。
さらに,このような状況ですと,Aさんは,弁護士に相談し,助言を受ける機会も知らないため,Aさんは,精神的な安定も保てず,十分な防御を行うこともできません。
弁護人依頼権は,刑事訴訟法上だけでなく(同法30条1項),憲法上でも保障された権利であることから(憲法34条前段),弁護士の来訪を告知する義務が警察官にあると考えられています。
そうすると,今回,弁護士の来訪を伝達しない警察官の行為は,弁護士来訪の告知義務違反として,違法になる可能性が高いです。
弁護士としては,これらの違法を主張し,Aさんを救済していくことになるでしょう。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は,刑事事件を専門としている弁護士事務所です。
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四谷警察署 初回接見費用:3万4.900円