大阪府豊能郡の事後強盗事件で逮捕~弁護士の活動で暴行罪・窃盗罪に

2017-11-29

大阪府豊能郡の事後強盗事件で逮捕~弁護士の活動で暴行罪・窃盗罪に

Aさんは、大阪府豊能郡にある駅近くのコンビニで万引きを行った。
しかしAさんがコンビニから出た後、万引きを疑った店員Vが追いかけてきて、Aさんの腕をつかんだが、Aさんは逃亡のために、Vさんともみ合い、Vを振り払って逃げた。
後日、監視カメラの映像から、大阪府豊能警察署の警察官により、Aさんは逮捕された。
これを知ったAさんの家族は刑事事件に強いと評判の法律事務所に初回接見を依頼した。
(フィクションです。)

~事後強盗罪~

窃盗犯が財物を取り返される事を防ぎ、逮捕を免れ、又は罪跡を隠滅するために暴行又は脅迫をした場合には「事後強盗罪」と呼ばれる強盗罪として処罰されます。
上記の例のAさんのように、万引きして逃亡のために暴行を加えた場合にも、事後強盗罪となる可能性があります。
事後強盗罪は、強盗罪と同様の法定刑ですから、法定刑は5年以下の有期懲役となり、大変重い刑罰が科せられることになります。

~弁護士の活動~

もっとも、強盗罪における暴行・脅迫とは「他人の反抗を抑圧する程度」のものが要求されています。
このため、事後強盗罪における暴行・脅迫も同程度のものでなければならないと考えられています。
上記の例では、Aさんの暴行がVさんの反抗を抑圧する程度のものでなければ、Aさんは強盗罪としてではなく窃盗罪暴行罪として処罰され、罰金刑で済む可能性があります。
(窃盗罪の法定刑は10年以下の懲役又は50万円以下の罰金、暴行罪の法定刑は2年以下の懲役若しくは30万円以下の罰金又は拘留若しくは科料)

ですから、Aさんが「そんなに強い暴力をはたらいた覚えはない」ということであれば、強盗罪における「暴行」は行っていないと主張する活動をすることになります。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所では、刑事事件を専門に取り扱っている弁護士が多数在籍しております。
弊所の弁護士が被告人や被害者、目撃者の方の話を聞き、事件現場を調査することで事件を詳細に把握していきます。
そして、それらの事実に基づき、被疑者の主張をサポートし、適切な量刑による処罰を求めていきます。
大阪府の刑事事件で事実を明らかにしたいとお考えの方は、早期に弊所の弁護士にご依頼ください。
初回接見初回無料法律相談も行っておりますので、まずはフリーダイヤル(0120-631-881)までお問い合わせください。
(大阪府豊能警察署への初回接見料:上記お電話にてご案内いたします)