任意出頭しないと逮捕される?福岡県朝倉市の傷害事件を弁護士に相談

2017-08-29

任意出頭しないと逮捕される?福岡県朝倉市の傷害事件を弁護士に相談

福岡県朝倉市在住のAさんは、高齢の母Vさんの介護をしながら暮らしていました。
介護に疲れたAさんは、Vさんが体調不良になればいいと思って、Vさんが普段飲んでいる薬を睡眠薬とすり替えました。
その結果、Vさんは病院へ救急搬送される事態となり、Aさんが睡眠薬をVさんに飲ませた疑いがかかりました。
Aさんは今回の傷害事件の事情聴取のため、福岡県朝倉警察署から任意出頭を求められましたが、Aさんは、これに応じなければ逮捕されてしまうのだろうかと不安に思っています。
(この話はフィクションです)

~睡眠薬でも傷害罪~

人を傷害する行為には傷害罪が成立します(刑法204条)。
「傷害」とは、人の生理的機能を害することであり、怪我をさせることだけでなく、気絶させたり、中毒症状を引き起こすこともあたります。
判例によれば、今回のように、多量の睡眠薬を飲ませて急性薬物中毒症状を生じさせる行為にも、傷害罪が成立します。
傷害罪の法定刑は、15年以下の懲役又は50万円以下の罰金です。

~任意出頭しないと逮捕される?~

捜査機関が求める任意出頭はあくまで任意であるので、もちろんこれを断ることは可能です。
警察署に出頭して取調べを受けることは確かに負担が大きく、疑いが晴れるまでは連日のように出頭の要請を受け、通常の日常生活を送ることが困難になることもあるほどです。
しかし、捜査機関の任意出頭の要請に応じないことは、逃亡又は罪証隠滅のおそれの徴表となるとの見解が、実務上ではかなり有力な見解とされていることも事実です。
そのため、任意出頭を断ることで、警察は後ほど令状の発付を受けて逮捕をする可能性もあります。

逮捕前の段階であれば、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所の刑事事件専門弁護士による初回無料法律相談で、捜査機関への対応などの法的アドバイスを受けることが可能です。
任意出頭に応じるべきか、応じた先でどのように対応すべきか、弁護士に直接詳しく聞いてみましょう。
福岡県朝倉警察署までの初回接見費用:4万1,900円