京都市山科区の暴力事件で逮捕 正当行為による無罪を目指す弁護士

2017-01-20

京都市山科区の暴力事件で逮捕 正当行為による無罪を目指す弁護士

京都市山科区在住のAさんは、Vさんに50万円を貸していましたが、返済日をすぎても一向に返済されませんでした。
そこでAさんはVさんに対して、「金を返せ」と凄んだり、頻繁に電話をかけたりしました。
後日、50万円は返済されましたが、京都府警山科警察署の警察官もやって来ました。
恐喝罪の容疑で逮捕状が出ていると言われ、Aさんは逮捕されてしまいました。
(フィクションです)

~権利行使と恐喝~

今回、Aさんはお金を返してもらおうとしただけなのに、なぜ恐喝罪で逮捕されることになってしまったのでしょうか。
実は、正当な権利を持っていたとしても、恐喝行為してお金を支払わせたのであれば、恐喝罪が成立する可能性があるのです。
恐喝とは、相手方の犯行を抑圧させるに足りない暴行脅迫を用いる行為のことです。
Aさんの行為が「恐喝」に当たるかどうかは大きな問題となりますが、恐喝罪の成立の余地はあるのです。

では、Aさんとしてはどうしようもないのかというと、そんなことはありません。
刑法には、正当な業務行為は罰しないという規定があります。
そして、判例でも当該行為が権利の範囲内で、方法が社会通念上一般に受忍すべきものと認められる程度を超えない限り、違法ではないとしています(昭和30年10月14日判決)。
したがって、今回のAさんもこの判例を使って無罪を勝ち取ることができる可能性があるのです。

ただ、そのような弁護活動は決して簡単なものではありません。
権利の範囲内かどうか、受忍限度を超えていないかどうかをしっかりと精査した上で、適切な主張をしなければなりません。
そこで、刑事事件に精通した弁護士による弁護活動が必要となってくるのです。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は暴力事件を含む刑事事件専門の法律事務所です。
数々の暴力事件を解決に導いてきた、プロフェッショナルな弁護士が在籍しております。
無罪獲得に向けて、依頼人の方のために誠心誠意活動いたします。
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京都府山科警察署 初回接見費用:3万6900円