京都市の暴力事件で逮捕 減刑を目指す弁護士

2016-11-19

京都市の暴力事件で逮捕 減刑を目指す弁護士

京都市在住のAさんは、BさんがVさんを何度も殴りつけているのを目撃しました。
AさんもVさんのことをよくは思っておらず、一緒にVさんに対して暴行をしました。
AさんとBさんは京都府警宇治警察署の警察官に見つかり、傷害罪の容疑で現行犯逮捕されてしまいました。
Vさんは全治6週間の怪我を負いましたが、そのほとんどはAさんが加わる前に負ったものでした。
(フィクションです)

~途中参加でも全責任?~

AさんとBさんが最初から一緒に暴行行為をしていた場合、傷害罪の共同正犯が成立する可能性は非常に高いです。
では、今回の場合はどうなるのでしょうか。
途中参加しようが、一緒になって暴行しているのだから、何も問題ないだろうと思う方もいるでしょう。
しかし、Vさんの怪我のほとんどはBさんが1人で暴行行為をしていたときのものです。
このような場合でも、Aさんもすべての責任をともに負うことになるのでしょうか。

平成24年11月6日の最高裁決定は、参加前の傷害結果については責任を負わないと判断しました。
途中参加者が、傷害の程度を相当程度重篤化させたとしても、参加前の怪我については因果関係がないとしたのです。
自分が参加していない以上、因果関係はないと判断したのです。
今回のAさんも、参加前にBさんが1人で負わせた怪我については因果関係がありません。
参加前の傷害結果については責任を負わないことになるでしょう。
ただし、無罪になるかというとそういうわけではありません。
参加後の怪我については傷害罪の責任を負う可能性があります。
最高裁も懲役6年の有罪判決としています。

途中参加の場合には全責任を負うわけではなく、刑が軽くなる可能性もあります。
そこで、弁護士としては誰の、どんな行為によって、どれだけの怪我を負ったのかを立証していく必要があります。
このような弁護活動は決して簡単なものではありません。
だからこそ、暴力事件専門弁護士が必要なのです。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は暴力事件専門法律事務所です。
難しい弁護活動であったとしても、暴力事件専門の法律事務所として培ってきた知識やノウハウがあります。
専門の弁護士が最善を尽くして活動させていただきます。
暴力事件を起こしてしまった場合には、弊所の無料相談及び初回接見サービスをご利用ください。
(京都府警宇治警察署 初回接見費用:3万4340円)