京都市の暴力事件で逮捕 冤罪と戦う弁護士

2016-12-06

京都市の暴力事件で逮捕 冤罪と戦う弁護士

Aさんは、殺人事件の被告人として京都地方裁判所で刑事裁判に臨みました。
弁護士による必死の弁護活動も空しく、Aさんの冤罪の訴えは、認められませんでした。
Aさんは、今後も弁護士を交代した上、冤罪の訴えを続けていくとのことです。
Aさんは、1年前に京都市で起きた殺人事件の被疑者として京都府警川端警察署逮捕されていました。
(フィクションです)

~足利事件~

「本当は無実であるのに、刑事事件の犯人にされてしまう」
これが、冤罪事件です。
刑事裁判は、無実の人が謂れのない罪を着せられぬよう、細心の注意をもって行われます。
しかし、裁くのが人間である以上、真実と異なる認定をしてしまう可能性は、決してゼロになりません。
弁護士は、冤罪事件が一つとして発生しないよう、日々全力を尽くしていかなければなりません。

足利事件をご存知でしょうか。
1990年に栃木県足利市で発生した殺人事件の犯人として菅家利和さんが17年以上にもわたって獄中に閉じ込められた冤罪事件です。
今でこそ、菅家さんの疑いは晴れたわけですが、それでも失われた時間は戻りません。
金銭的な面で見れば、無罪判決が出た場合、判決が出るまでに身柄拘束されていた期間に応じて補償金が支払われます。
しかし、刑事補償法で定められる支払額は、1日あたり1000円から1万2500円と極めて低額です。
冤罪事件によって失われる利益の大きさを感じさせられます。

また、足利事件は、有名な冤罪事件であるだけでなく、日本で初めてDNA鑑定が有罪判決の証拠となった刑事裁判としても知られています。
今となっては、このDNA鑑定の誤りがすべての始まりだったことがわかります。
その一方で、米国では、DNA鑑定の結果、232人の刑確定者の冤罪が発覚した例が報告されています。
このようにDNA鑑定によって、冤罪を生んでしまう例だけでなく、冤罪から被告人を救う例もあるのです。
刑事裁判で提出された証拠の一つ一つを慎重に検討することの大切さを痛感させられます。

あいち刑事事件総合法律事務所は、刑事事件・少年事件専門の弁護士事務所です。
京都市で発生した殺人事件など、全国の暴力事件に対応いたします。
弁護士をお探しの方は、ぜひ弊所までお電話ください(0120‐631‐881)。
(京都府警川端警察署の初回接見費用:3万4900円)