京都の殺人事件で逮捕 傷害致死罪に強い弁護士

2016-11-22

京都の殺人事件で逮捕 傷害致死罪に強い弁護士

京都府木津川市で、ホームレスが若者に殺害されるという事件が起こりました。
殺人事件として捜査をしていた京都府警木津警察署は、殺人罪の被疑事実で大学生A(22歳)を逮捕しました。
Aは、
「ホームレスが絡んできたので、ちょっと痛めつけようと思って殴ってしまった。…まさか、死ぬとは思っていませんでした。最初から殺すつもりではありませんでした。」
と言っています。
(フィクションです)

【人を死なせてしまった場合】

殴って人を死なせてしまった場合、どのような犯罪が成立するでしょうか。
ある人は、「殺人罪」とお答えになるかもしれません。
また、「傷害致死罪」や「過失致死罪」と答える方もいるでしょう。
その答えのどれもが正解です。
ただ、上記例であれば、「傷害致死罪」が成立する可能性が高いでしょう。

【故意について】

故意とは、「罪を犯す意思」のことをいいます。
具体的には、殺人罪であれば、「人を殺す」意思、傷害罪であれば、「人を傷つける意思」のことです。
ですから、殺人罪は、「人を殺す意思」を持った状態で実際に人を殺した場合に成立します。
上記例では、Aさんは「殺そうという意思」をもってホームレスを殺したわけではありません。
あくまで「ちょっと痛めつけてやろうと思い(暴行あるいは傷害の意思)」ホームレスを殺していますので、殺人罪は成立せず、傷害致死罪が成立する可能性が高いです。

ただ、どういうつもりで人を死なせる行為をしたのか?というのは主観的なものであり、本人以外には正確にはわかりません。
しかし、警察などは「人を殺すつもりだったのだろう?」と疑ってかかることが多いです。
そして、そのような意思であったのであろうことを裏付ける客観的な証拠を集めてきます。
もし、十分な対応ができなければ、「殺人の故意があった」とされてしまうかもしれません。

そのような事態を避けるためには、早急に弁護士をつけることが適切と言えます。
弁護士が、どのような故意を有していたかについて、効果的な主張や証拠を示すことで、適切な量刑が下されるように弁護いたします。
京都府の殺人事件故意の認定でお困りのかたは弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所の弁護士までご連絡ください。
(京都府警木津警察署 初回接見費用:3万8900円)