高速道路で傷害致死事件?北九州市の刑事事件に強い弁護士に相談!

2017-10-25

高速道路で傷害致死事件?北九州市の刑事事件に強い弁護士に相談!

Aさんは、福岡県北九州市の高速道路上でVさんに煽られたと思い込み、Vさんの車両を高速道路の路肩に停車させました。
両者とも車から降り、AさんはVさんに謝るよう言いましたが、Vさんは一向に謝りませんでした。
腹を立てたAさんは、Vさんを傷めつけようと思い、思いっきりVさんの顔を殴りつけました。
よろめいたVさんは高速道路上に飛び出てしまい、後ろから来た大型トラックに轢過され、亡くなりました。
Aさんは、福岡県折尾警察署の警察官に傷害致死罪の容疑で逮捕されました。
(平成29年10月10日朝日新聞掲載の事案を基に作成したフィクションです)

<< 傷害致死罪 >>

傷害致死罪は、人に傷害を加えるつもりでいて、その傷害によりその人を死亡させた場合に成立します。
上の事案のAさんは、Vさんを傷めつけようと思ってVさんを殴っており、人に傷害を加えるつもりだったと言えます。
では、Aさんは、Vさんを死亡させたといえるでしょうか。
Vさんが死亡した直接の原因は大型トラックの轢過にあることから問題となります。

AさんがVさんを死亡させたというためには、Aさんの行為にVさんの死亡事故を発生させうる危険が存在し、かつ、その危険の範囲内で死亡事故が発生していることが必要です。
上の事案では、Aさんは高速道路上の路肩でVさんを思いっきり殴りつけています。
その場合、殴りつけられた勢いで路上に飛び出てしまうことは十分あり得ます。
高速道路では多くの車両が高速度で走行しており、急に人が道路上に飛び出てきた場合に停車することは困難です。
そうすると、Aさんの行為にはVさんの死亡事故を発生させうる危険が存在していたといえるので、実際に死亡事故が発生している以上、AさんはVさんを死亡させたといえ、傷害致死罪となる可能性があるのです。

傷害致死罪では、逮捕勾留の後、起訴にまで至る場合が非常に多いです。
そのまま判決を待つだけでは、重い刑罰が科される場合があります。
そこで、刑罰を軽くするために、被害者遺族に対し、謝罪文を書いたり被害弁償したりして、謝罪と反省の意を表し、示談を締結すること等が考えられるでしょう。
謝罪・示談交渉においては専門スキルが要求されますので、早期に刑事事件に強い弁護士に相談することをお勧めします。
傷害致死事件でお悩みの方は、刑事事件を専門とする弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所の弁護士にご相談ください。
相談費用:初回無料 福岡県折尾警察署までの初回接見費用:4万200円