北九州市若松区の恐喝事件で逮捕…無罪主張には刑事事件専門の弁護士

2017-08-19

北九州市若松区の恐喝事件で逮捕…無罪主張には刑事事件専門の弁護士

福岡県北九州市若松区在住の30代男性のAさんは、知人のVさんに100万円ほどお金を貸していました。
しかし、AさんがVさんに何度かお金を返すよう言ったものの、Vさんからお金を返してもらえず、困っていました。
しかし、ある日、Aさんが再度Vさんに返済を迫ったところ、Vさんは100万円を返してくれました。
すると後日、Aさんは恐喝事件の被疑者として、福岡県若松警察署逮捕されることとなってしまいました。
(フィクションです。)

~恐喝とは~

恐喝罪とは、「暴行又は脅迫を手段とし、その反抗を抑圧するに至らない程度に相手方を畏怖させ、財物の交付を要求すること」をいいます。

今回の事例で、AさんがVさんからお金を返してもらうために脅迫を手段としていた場合、Aさんが貸した金銭を返金するように言う行為自体は正当な行為といえるため、恐喝罪が成立するかが問題となります。
この場合、たとえ債権の行使であったとしても、畏怖しなければ交付又は移転しなったであろう財物が脅迫の結果、交付又は移転したのであるから、この物の使用・収益・処分という事実的機能が害されたといえるので、財産的損害を認められ、恐喝罪が成立すると解されています。

では次に、どの程度までなら許され、どの程度からが恐喝となるかということが問題となります。
判例では、「他人に対して権利を有する者が、その権利を実行することは、その権利の範囲内でありかつその方法が社会通念上一般に忍容すべきものと認められる程度を超えない限り、何等問題も生じない」とされています。
つまり、今回の場合であれば、Aさんの行為は権利の範囲内で、返金を要求した行為も社会通念上一般に忍容すべきものと認められる程度であることを証明すれば、正当な行為として恐喝罪の不成立を主張できる可能性があるのです。
そのため、無罪主張の為にも、刑事事件に強い弁護士に、恐喝事件の詳細な流れや今後の見通しを相談することが大切になってきます。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は、刑事事件専門の法律事務所です。
恐喝事件無罪を主張する場合、上記のような複雑な事情を細かく検討しなくてはいけません。
まずは刑事事件を専門に扱う弊所の弁護士までご相談ください。
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福岡県若松警察署への初見接見費用:4万3,140円