岐阜県大垣市の傷害事件で被害届 騒音被害で刑事事件専門の弁護士

2017-04-01

岐阜県大垣市の傷害事件で被害届 騒音被害で刑事事件専門の弁護士

岐阜県大垣市在住のAさんは、隣に住んでいるVさんに恨みを持っていました。
そこでAさんはVさんに嫌がらせをしたいと思い、約1年半に渡って連日朝から深夜、ひどいときには翌日の未明にまで、Vさんの家との境界あたりの窓際に、窓を開けた状態でラジオや複数の目覚まし時計を大音量で流し続けました。
その騒音の結果、Vさんは精神的ストレスを抱え、全治不詳の慢性頭痛症、睡眠障害、耳鳴り症の傷害を負いました。
Vさんは岐阜県大垣警察署被害届を出しました。
(この話はフィクションです)

~最高裁決定平成17年3月29日について~

上記事例は、実際の事件を基にしたものです。
その際に判例では、「傷害罪の実行行為は、人の生理的機能を害する現実的危険性があると社会通念上評価される行為であって、そのような生理的機能を害する手段については限定がなく、物理的有形力の行使のみならず無形的方法によることも含むと解される」として、無形的方法による傷害罪の実行行為を認めています。
さらに、「被害者が精神的ストレスを負ってその身体に傷害が生じる可能性があることを認識しつつ、あえて行為に及んだと認めるのが相当であり、傷害罪の未必の故意があった」として、傷害罪の故意の認定もしています。

このように、何も殴る蹴るという有形力の行使のみで傷害罪が成立するわけではなく、騒音被害のような、無形的方法でも、傷害罪は成立するのです。
傷害罪の実行行為・傷害の結果・行為と結果との間の因果関係・傷害罪の故意が認められる以上、行為に傷害罪が成立します。
傷害罪の法定刑は、15年以下の懲役又は50万円以下の罰金です(刑法204条)。

傷害事件においては怪我の度合い、行為態様、計画性、行為者の反省などにより罪の重さを判断していくことになります。
早期に弁護士にご相談いただき、弁護活動や捜査機関の対応の方針を決めることで、少しでも有利な結果が得られるようになっていきます。
刑事事件ではスピードが命ですから、警察による身柄の拘束や、被害者の被害届や告訴がまだの段階でも、まずはご相談ください。
適切な対応ができれば事件化の防止をすることも可能です。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所では、刑事事件を専門に取り扱っております。
もちろん、傷害事件についても示談・保釈請求等数多くの経験をもつ弁護士が在籍しております。
岐阜県の傷害事件でお困りの方は、是非弊所の弁護士にご相談ください。
まずは、初回無料法律相談を、弊所のフリーダイヤル(0120-631-881)からご予約下さい。
岐阜県大垣警察署までの初回接見費用:4万1000円