同意殺人事件で減刑を目指す弁護士~福岡県田川市で逮捕されたら

2017-08-06

同意殺人事件で減刑を目指す弁護士~福岡県田川市で逮捕されたら

Aさんは、福岡県田川市の実家で暮らしながら、親であるVさんを介護している。
しかし、介護疲れから、AさんはVさんを殺害しようと首を絞めた。
この時、Vさんは普段からAさんに迷惑をかけていると思っていたため、Aさんになら殺されてもかまわないと思っていた。
その後、Aさんは福岡県田川警察署の警察官に殺人罪の容疑で逮捕され、Aさんの家族は刑事事件に強いと評判の弁護士に初回接見を依頼した。
(フィクションです。)

~同意殺人罪~

皆さんは、同意殺人という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
殺人の際に、被害者の方の同意がある場合は、通常の殺人罪ではなく、同意殺人罪が成立します(刑法202条)。

同意殺人罪の条文では、「人をその嘱託を受け若しくはその承諾を得て殺した者」に同意殺人罪が成立するとされています。
一般的に、同意殺人罪の嘱託(依頼されること)は明示的でなければならず、承諾(同意)は黙示的で足りるとされています。
つまり、上記の例の場合、AさんはVさんが殺人の同意があったことを認識していませんが、客観的な状況が同意殺人であるならば同意殺人罪が成立する可能性があります。

同意殺人罪の法定刑は、6カ月以上7年以下の懲役又は禁錮で、死刑又は無期若しくは5年以上の懲役が法定刑である殺人罪よりも軽く設定されています。

~減刑を目指す~

懲役刑や禁錮刑は、刑務所に行くことになる刑罰ですから、ご本人だけではなく、その家族の方にも大きな負担となってしまいます。
減刑執行猶予の獲得は、その負担を減らすためにも有効な手段といえます。
上記の例では、Vさんの同意があったことを示して、殺人罪より軽い同意殺人罪が成立することを主張したり、AさんがVさんの介護で精神的に追い詰められていたことを示して情状酌量による刑の減軽処分、執行猶予処分の獲得を目指すことが予想されます。

しかし、このような主張をするためには弁護士が十分な調査と準備をしなければなりません。
そこで、早期に弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所の弁護士にご依頼ください。
弊所は刑事事件を専門にしており、刑事弁護活動を得意とする弁護士が多数在籍しております。
弊所の弁護士が早期に活動することによって、依頼者の方にとって最善の結果を得られるよう尽力いたします。
福岡県田川警察署までの初回接見費用:お電話にてご案内致します)