(弁護士)岐阜県の暴力事件で逮捕 集団強姦罪で懲役刑

2016-12-01

(弁護士)岐阜県の暴力事件で逮捕 集団強姦罪で懲役刑

Aさんとその友達4人は、同じサークルの女性に対して集団強姦行為を行ったとして岐阜県警多治見警察署逮捕されました。
今後は、検察官送致された後、さらに取調べが続くとみられます。
(フィクションです)

~集団強姦事件の特徴~

「大学生サークルスーパーフリー事件」をご存知ですか?
この事件が起きるまでは、複数の人がグループになって強姦行為を行ったケースも単純な強姦罪として処罰されていました。
しかし、この事件をきっかけに集団強姦事件の悪質性がクローズアップされるようになり、法改正に至りました。

こうした経緯がありますから、集団強姦罪は、単純な強姦罪よりも重く処罰されています。
具体的には、強姦罪の法定刑が3年以上の懲役刑であるのに対し、集団強姦罪は4年以上の有期懲役となっています。
この1年は、非常に大きな意味を持ちます。
懲役3年か、懲役4年かでは、執行猶予を付けられるか否かに差が出るからです。
集団強姦罪で処罰される場合、執行猶予をあきらめなければならない可能性が高いです(例外もあります)。

また集団強姦罪には、「親告罪でない」という特徴もあります。
強姦罪も重い犯罪ですが、被害者のプライバシーに配慮した結果、親告罪という形にされています(今後法改正される可能性が高いです)。
集団強姦罪が親告罪に指定されていないのは、被害者のプライバシーに配慮してもなお、告訴によらずに刑事処罰できる途を確保する必要性があると判断されたからでしょう。
そのため、集団強姦事件では、被害者の意思に反しても、刑事裁判にかけられる可能性があります。

なお、集団強姦罪の成立には、2人以上の関与が必要になります。
そして、その過程で各被疑者・被告人に主従の関係ができていたり、具体的な行為内容に差ができたりすることが往々にしてあります。
こうした点については、弁護士を通じて正確に主張していかなければなりません。
量刑の決定にかかわる重要な事実関係だからです。

集団強姦事件などの暴力事件弁護士をお探しの方もあいち刑事事件総合法律事務所にお電話ください(0120-631-881)。
暴力事件では、初期の被害者対応が特に重要です。
手遅れにならないために、できるだけ早く弁護士法律相談することをお勧めします。
(岐阜県警多治見警察署の初回接見費用:4万円)