愛知県安城市の事後強盗事件で逮捕 ひったくり事件に強い弁護士

2018-03-10

愛知県安城市の事後強盗事件で逮捕 ひったくり事件に強い弁護士

Aは、愛知県安城市の路上で歩行者Vの鞄をひったくりした後、同付近を警ら中の警察官に、窃盗罪の容疑で現行犯逮捕された。
しかし、Aは、警察署へ連行される途中で警察官に暴行し、逃亡した。
この件で、Aは事後強盗罪として、愛知県安城警察署に逮捕されることとなった。
(フィクションです)

~事後強盗罪の「窃盗の機会」とは~

事後強盗罪は刑法238条に規定されており、法定刑は「5年以上の有期懲役」で、一般的な強盗罪と同じ法定刑です。
事後強盗罪の成立には「暴行又は脅迫」が必要となりますが、その「暴行又は脅迫」は財物の取り返されることを防ぎ、逮捕を免れるために行われるものであるので、「窃盗の機会」に行われる必要があります。

「窃盗の機会」といえるか否かは、①窃盗行為と「暴行又は脅迫」との時間的・場所的接着性や、②被害者による追跡の有無などにより判断すべきと考えられます。
裁判の判例では「窃盗現場から数十メートル離れた地点で巡査に現行犯人として逮捕され、連行される途中に逃げ出し、逮捕を免れるためにその巡査に暴行を加えた場合」(最決昭34.6.12)に「窃盗の機会」として認められ、事後強盗罪を成立させています。

事後強盗罪か窃盗罪のどちらが成立するかは、刑の重さに関わってくるので重要です。
刑事事件専門の弁護士であれば、事件の争点を把握し裁判で正当な罪名について主張することで、刑事処罰を軽くするための活動を行うことができます。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所の弁護士は、刑事事件専門です。
刑事事件専門ですので、多くの刑事事件・暴行事件などを経験している弁護士が在籍しております。
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愛知県安城警察署への初回接見費用:4万320円